そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

北朝鮮のウクライナ戦派兵は、西側の制裁が引き起こしたものである

2024-11-04 | 朝鮮半島

プーチンに請われて北朝鮮軍が派兵されたが、宣戦布告もない異国の戦争に参戦して、その異国(敵国)のウクライナ兵と戦い殺し合うのは、国際的に異常であり違法行為としか思えない。
ウクライナに報復の権利が生じだろうし、実行したらどうなるのだろう。北朝鮮兵が捕虜になった場合返還のルートはあるのか、権利が生じるのだろうか?
ウクライナは北朝鮮兵に投降を呼びかけるようであるが、国外逃亡者(脱北者)が絶え間ない国である。いくら家族を国内に置いていると言っても、希望者が続出しかねない。ウクライナは音声やメディアを使って投降を呼びかけるとしている。
亡命者や捕虜の受け入れは、「韓国の憲法上の領土にいる国民の一人であるため、韓国が当然亡命を受け入れなければならない」と韓国側は受け入れる覚悟のようである。北朝鮮には投降兵は戻れない。
しかし、ゼレンスキーは、「われわれにとって最も重要なのは、ロシアに捕らえられたウクライナ軍捕虜と交換する資源を増やすことと認識し、北朝鮮軍兵士もウクライナ人と交換する準備ができている」と明らかにした。捕虜交換の人員として使うというのである。
北朝鮮兵は戦う以外道がない。では彼らは何のため、と言っても彼ら兵士に選択はないが、ロシアの支援に向かうのか、向かわされるのであろうか。
答えは簡単である。多分国家予算の80%もしくはそれ以上を軍事に投入する国家である。食料だけではなく国民生活全般と、そのための財政難に陥っていることは明らかである。その支援を大国のロシアに求めたのである。
食料に限らず新たな核技術の開発やインフラの整備など、金正恩の地位さえも安定化してくれるであろう。
志願兵が120万人を超えたなど、多分フェイクニュースを垂れ流し募集を煽っている。国民にとっては食うに困らないし、国を出られるのも魅力であろう。
いずれにしても、北朝鮮のウクライナ戦争参戦は、得られる物より失うものの方が圧倒的に多い。六者協議が行われていて、表向き殊勝であった北朝鮮が懐かしくもある。これに関わった5者が北朝鮮を追い詰めたのである。
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