そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

トランプの足音が次第に大きくなってくる、この国に理性や倫理を求めるのは無理がある

2024-11-02 | アメリカ
三度目の大統領選を展開するトランプの足音が次第に大きくなってくる。「アメリカは暴力で建国した、政治に暴力を否定する意味はない」と、トランプ支持者の声を聞き、妙に納得した。
トランプの粗雑な言動が受け入れられるし、明らかに嘘と判っていてもまかり通るわけである。 ハイチ系住民が空腹でペットを殺して食べると、トランプが言ったとしても、ハイチ系住民を快くなく思っていればペットを食べ真贋などと言ことなくトランプを支持するのである。
自国が経済的に潤うならば不条理な戦争なども厭わない。ガザに食料を届けイスラエルに武器を売る。ユダヤ人たちにはアラブ人を排斥すると約束し、アラブ人たちにはイスラエルのジェノサイドを非難する。トランプの口から平気で、矛盾が吐き出てくる。アメリカ人を痛快に思いこの男を最高齢の指導者に祀り上げようとする。
経済と支援者のためには石炭産業を振興する。温暖化はフェイクなど偽情報だと言って憚らない。貧者には安い医療を受ける権利があり保険制度を否定する。
トランプは当選すれば2021年2月の国会乱入事件の400名と言われる拘束者を即日開放すると発言する。このことは本人が否定するこの事件のかかわりを、積極的に認めたことでもある。官僚や司法の反トランプに関わったすべての人物を追放するとまで発言している。刑事事件の有罪者でりながら、そしてそのことを確実にさせるための大統領の席を求めるトランプの戦いにも見える。
アメリカに、特に政治の場に理性や倫理を求めるのには、相当な時間がかかるが、世界経済に地球環境に大きな負荷をかける国家であることくらいの自覚くらいは求めたいものである。
やがてトランプがやってくる
コメント (1)
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