独仏中合作映画で、南京事件を描いた「ジョン・ラーベ」~南京のシ
ンドラー~を、下記の日程で上映します。この作品は、2009年に製作されたものですが、日本では様々な妨害の元、自主上映しかされていない作品です。(左ポスタークリックください)
映画の詳細は公式サイトをご覧になってください。
日中戦争間もない、当時の首都南京を日本軍は陥落しました。日本軍による中国人の虐殺が始まります。その時、ドイツ人のジョン・ラーベが命がけで人道支援を行います。彼の日記に基づいて製作された映画です。
南京事件に関しては、いまだになかったと主張し、事実を認めない日本の人たちもいます。そして、史実を大きく扱おうとする被害国(中国)と、過小評価してあわよくばなかったことにしたい加害国
(日本)の政治的思惑が交差します。
南京事件70周年(2007年)に合わせて、世界中では南京事件に関する映画作品が多く作られました。しかし、日本ではそのほとんどが一般公開されてません。30万人殺害を主張する中国では、この映画に蒋介石が登場するところが削除されているとのことです。
日本ではこの事件はなかったと主張する右翼によって、上映すらできない有様です。そこで「史実を守る映画祭実行委員会」を立ち上げた人たちが、私たちのような自主上映を支援してくれます。上映日程です。
映画「ジョン・ラーベ」南京のシンドラー
10月18日(土) 13時より 別海マルチメディア館
料金 1000円(当日券1200円)障がい者中学生以下無料
「ジョン・ラーベ」
国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)南京支部副支部長
一般的に彼の日記は日本軍の南京における残虐行為を証言する内容を含むと誤解されているが、実際には中国人の間に日本軍による虐殺の噂があること、安全区において5件の殺人事件の通報があったことを伝えているだけで、
ラーベ自身は1件の殺人も残虐行為も目撃・証言してはいない。
さらに、日記では日本軍に対する告発のほかにも、
難民が避難している安全区に砲台を設けたり、安全区内の空家に潜伏し、放火や掠奪行為を行う中国兵、
市民を置いて逃亡した蒋介石政府と唐生智将軍など、中国側にとっても辛辣な記述があり、ラーベ自身も「ここはアジアなのだ!」と記している。
また文中には反ユダヤ的な言動がいくつか見られ、ラーベが帝政時代に多かった反ユダヤ主義者であったこともわかる。[