そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

所得倍増が所得半減の実態に

2014-09-19 | 政治と金

Photo コメ価格が暴落している。中日新聞山形新聞河北新聞岩手日報岩手日日新聞、では農家の悲鳴が聞こえるといずれも報道している。
一割から三割近くも価格が下がっている。安心安全をモットーに多くの農民がコメつくりに励んでいる。特にここ数年は、ブランド米志向が強く各地で聞いたような名前が巷に溢れている。
そのブランド米が集中的に暴落しているのである。山形のはえPhoto_2 ぬきは1万1千円が8500円に、つや姫は13700円が12500円に、福井のコシヒカリは15500円が13000円に、ハナエチゼンは14500が11500円に下がっている。全国何処でもあまり変 わることがない。
販売価格の暴落は、大規模農家ほど打撃は大きい。Photo_3更に設備投資や人件費などの高騰が拍車をかけている。政府のご推奨で、規模拡大や集約化で大きくなった農家ほど経営が直撃する。
東北の震災で、いったんコメ価格は高騰したが、そのあおりで消費量が減った。そして、今年は豊作なのである。
攻める農業とか言っていた、安倍政権であるが主食の米生産農家の実態がこうである。他の農業も大差がない。
あるいは、農家の所得倍増を掲げていたが、所得半減の実態がコメ農家で起きている。攻める農業として規模拡大した農家の実態を直視して、国民に欠くことのできない食料を、外圧にさらすようなTPP参加するべきではないのである。

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