そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

5Gの開発にファーウェイを外すよう迫られる日本、どうする

2020-07-24 | 中国
今や中国は習近平の独裁国家となった。現在は党・国家・軍の最高指導者の習近平は、2018年に国家主席としての任期は終身とした。習近平は革命家クーデターのように暴力的事件でしか失脚することが亡くなった。共産党政権になってh締め手の出来事である。毛沢東でさえ失脚を繰り返し、粛清を繰り返して国家主席の座についている。
中国には共産党が掲げる価値観しか存在しなくなった。政治的にも経済的にも哲学であっても、国家の価値観しか評価されない。文学や音楽や絵画など芸術的にも共産党の価値観しか存在しない、評価されない。医学や科学の分野でも国家に貢献する技術開発は評価され予算がたっぷりつく。
悠久の歴史の多民族国家であるが、かつてはこのような硬直した国家ではなかった。19世紀にはじまる、西欧列強による侵略と略奪、経済的支配と文化的抑圧、そうしたことへの反発が目に見えないのは、経済成長しているからである。
現在の中国共産党は、かつて中国に君臨した国家・王朝の手法そのままである。敵と位置付けたものについては、あらゆるものを否定する。敵の一部を認めるなどということはほとんどない。

アメリカが中国への圧力を加速させている。最早米中経済戦争というレベルを超えたといって良い。トランプは、すでに閉鎖を命じたヒューストンの中国総領事館に加え、ほかの在米公館を閉鎖する可能性も排除しないとまで言い出した。当然のことながら中国政府は猛反発している。中国はスパイ活動や知的財産を侵害したということであるが、具体的な内容は提示されていない。
前述のように中国には価値観が一つしかなく、国家の方針に従うことによる罪悪感より身の保全が優先される。
5Gの開発を巡り、ファーウェイの排除をトランプが各国に呼び掛けている。イギリスやフランスなどがファーウェイを外すようであるが、ハードの政策を通じて大きなつながりのある日本は、どう決断するか見ものである。
これ等の事は、いち早くコロナで落ち込んだ経済を国家資本主義で立て直した(?)中国が、海洋進出に香港の抑圧に台湾への強硬姿勢さらには、宇宙開発へ勢いを増していること無関係ではない。国内ではウイグル族やチベット族、その他の多くの少数民族を国家、漢族への取り込み民族の粛清を、国内問題と海外からの声など聴く耳を持たない。香港への介入はこれらの経験を生かしている。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2020-07-31 02:02:45
南シナ海ではアメリカのステルス戦闘機やB-1爆撃機がバンバン飛んでるし、空母も2隻派遣してる7月19日~23日にアメリカ、インド、オーストラリア、日本の合同軍事訓練にも参加してる。中国を武力で叩くのは今この時、イギリスもファーウェイを採用しないことをきめた、自由で民主という普遍の価値を持つ国どうし連帯していくのは当然ソ連崩壊のときのように中国も崩壊消滅するかも消滅する国の企業の製品を使うなんてありえへん。
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