そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

日本はアメリカの「軍事下請け会社」に他ならない

2023-08-28 | 集団的自衛権

かつては役場の職員がどの様なところでも責任をもって、現場で懸命に取り組んでくれたものである。ところがいつの頃からか、現場で行政のすることが大きく変わった。下請けに出すのである。人件費が削減できるのであるが、上手く行けば役場の手柄、問題が生じたりすると下請け会社の責任というわけである。下請け会社は必死である。安月給でよく働く。

ロシアでは、この便利な方法を戦争に使っている。戦争を下請けに出すのである。戦争とは国家最大の事業で、国家間の熾烈を極める生死を掛けるものだと思っていた。それは一昔前の話で、現在は「民間軍事会社」が戦争の下請けをしてくれている。
民間軍事会社に武器を与え、場所を提供し人的資源は、国内で厄介な少数民族と刑務所からご用達というわけである。
民間軍事会社の活躍の場所は、戦場では最前線とほぼ決まっているがそこばかりではない。ロシアはアフリカ進出に民間軍事会社を手広く使っている。親ロシア政権を樹立させたり、反政府の人物や組織に弾圧を加えたりすることもやる。
上手く行けばロシアの功績となり、失敗すれば軍事会社を切ればよい。軍事会社は必死で業績を上げる。
アフリカなどに進出の功績があれば、民間軍事会社に進出した国に利権を与えるというものである。ワグネルなどはそうして、ロシアが進出した地域にいくつもの会社をつくり、その国で幅広い事業を展開するのである。(下図のWikipedia からの図を参照)
そして、プリゴジンのように逆らう人物は粛清する。見せしめである。外の軍事子会社は竦(すく)むが、国はびくともしない。

しかしこの構図は、安倍晋三が構築した日本とアメリカの関係に酷似する。憲法に明らかに抵触する集団的自衛権行使容認を経て、日本はアメリカの軍事子会社に祀り上げられた。
軍事子会社となった日本は、戦場の最前線に立たされ甘味はアメリカに吸い上げられ、現地で利権を頂きテロの対象となるのがオチである。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 初歩的な国際感覚もない人物... | トップ | 粛清を繰り返してきたプーチ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
永久下請け (ノブ)
2023-08-29 21:57:07
安倍晋三が現れなくても敗戦時からアメリカの下請け状態じゃないでしょうか。
極端に考えればペリー提督の出現以来アメリカにはペコペコしていますよね。一時はうぬぼれた時代もありましたけどこてんぱに痛めつけられてからはペコペコも洗練されて上手です。
ここ北海道ではラピダス工場進出話で経済界も学界も浮足立っていますが正にアメリカの下請け状態の典型例の一つに見えます。勢いの落ちたIBMの再生戦略に国を挙げて乗っかて行って大丈夫なのと思ったりします。
政治も経済も文化もオリジナリティを持たなきゃ何時までたっても下請けが続きます。
返信する
永久下請け (ノブ)
2023-08-29 21:56:47
安倍晋三が現れなくても敗戦時からアメリカの下請け状態じゃないでしょうか。
極端に考えればペリー提督の出現以来アメリカにはペコペコしていますよね。一時はうぬぼれた時代もありましたけどこてんぱに痛めつけられてからはペコペコも洗練されて上手です。
ここ北海道ではラピダス工場進出話で経済界も学界も浮足立っていますが正にアメリカの下請け状態の典型例の一つに見えます。勢いの落ちたIBMの再生戦略に国を挙げて乗っかて行って大丈夫なのと思ったりします。
政治も経済も文化もオリジナリティを持たなきゃ何時までたっても下請けが続きます。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

集団的自衛権」カテゴリの最新記事