日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

菅首相、脱原発とか、減原発とか、言うと、どうして反発をくらうのか。

2011-07-31 03:38:01 | 社会問題
わからない。
とにかく首相が菅さんでなければ誰でもいい、なんていう言が出てくるほど、今与野党の政治家や経済界からは、菅首相おろしの風が吹いている。
今日の朝日の声欄にもあったけれど、前の4人の首相たちと比べると、菅首相のほうが、展望をしるそうと身体をはって頑張っているように見える。

震災後、しばらくはテレビコマーシャルが消えて、その枠に、公共広告機構という団体の(あのACというやつ)が繰り返し繰り返し流れた。
ぼーっとしている視聴者のひとりである私は、テレビ番組はスポンサー広告がなくなって大変だなー、枠を空白に出来ないから、作り置きしてあるACの広告で埋めているのかな、と思っていた。
先日、原発事故を特集している雑誌を読んだら、少し実態がわかった。番組スポンサーたちは自社の広告を出すのを自粛しながら、広告料をテレビ局に払っていたというのです。
東京電力は勿論、電力会社から仕事が回ってくる会社なども。
となると、テレビ局側も、経営面から見て、広告がなくなって窮地に陥るところを、そうならないように支払い続けてくれる業界への配慮は、当然出てくるであろう、という話になって、東電タタキ、反原発の声もトーンダウン、という傾向は否めない、という。

原子力発電は、発電所をつくる大企業(日立や東芝など)や、ゼネコンにとって、おいしい仕事だったらしい。東電からの仕事は言い値で、値切ってこないから、東電はよい取引先であり、東電の原発事故に当っても、東電タタキを控えているらしいのです。
仕事がらみ、です。
放射能が国民にどれだけの悪影響をもたらすか、は問題ではないのです。

そんな中で、菅首相は東電との癒着がないこともあって、原発の危険性から国民を守ろうとしているのです。
彼の方針はそんなに間違っているのでしょうか。

経済発展の減速になるというマイナスもあるでしょう。そこを協力して、マイナス分を最小限にくいとどめる形に持ってこう、そんな姿勢が出てきてもいいと思うのですが、なんとも、政治家は経済界の票田にそっぽをむかれるのが、一番恐ろしいのでしょうか。

朝日新聞の土曜版にデモに参加したことがありますか、という特集記事がありました。
私の身近では聞きません。今、また反原発のデモがあったりするからでしょうか。
若くはないから、学生時代のようにデモに出ることもないけれど、あの頃は想像も出来なかった、プログという発信手段で、稚拙ながら、危険な原発まみれの国になることにブレーキをと願っていることを記したいと思います。
コメント (2)
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