日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

杉本苑子著『散華』上下を読了

2023-12-30 11:11:28 | 
この年末に、なのに、読みだしたら読み終わるまで気もそぞろ、状態でした。
紫式部の生涯を描いた物語。次の大河ドラマが紫式部ということで、知っているけれど知らない源氏物語の作者を知ってみたいという気になっての読書でした。
平安時代、平安貴族の行動様式? 価値観? のようなものを味わえたかしら、と思うのだけれど、「それは杉本苑子ワールドであって、実際とはかけ離れていると、、、、」という掛け声も脇から耳にチョイチョイ入るので、さもありなん、とは思いながら、読まないよりは読んで『大いによかった』長編物語でした。電子書籍で長編を読める目があるのは幸せです。(友人の中には、目の調子がよくなくて、活字(長編小説)を読むのは、、、という人がそれなりにいます)
受験時の知識でしかなかったけれど、一条天皇の皇后定子に仕えた清少納言、中宮彰子に仕えた紫式部の違い、もうどっちがどっちと間違わないからね。定子の4つ年上が清少納言。9つ年下が彰子(道長の娘。道長は早く一条天皇の後宮に入れたくて仕方がなかった)。
そういえば、プトレマイオス朝エジプトの歴史も最近ドラマから仕入れた知識で(苦笑)、アントニウスとオクタビアヌスも、もう間違わない💦
70代の今更ですが、知らなかったこと、ぼんやりだつたことが知れるのは楽しい。

先日、ジムのプールに入ろうとしたら、先に水中ウォーキングしていた友人が、声をかけてきた。
「何か、嬉しいことあった?」と。
うーん、特にないのだけれど、敢えて言うならば、夢中になっていた本(散華)の筋がまだ頭の中に残っていたからかもしれない。

ああ、今年中に読了できた。
キッチンからは圧力釜で炊いた昆布巻きの匂いが漂ってきている。
昆布巻きの煮汁には、昆布とニシンの出汁がたっぷり出ているから、ちょっとお蕎麦の出汁に利用するのもアリかしら、と思ったり。
孫たちは来ないので、あわただしくはありません。



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