ひとつスッキリ。節税対策 追加文アリ

殆どの方には関係ない話題でしょうけれど、整理しておきます。

株式の譲渡所得税は20％(復興税部分は省略します)。
ネット証券を利用しているといつでも、現在発生している株式の譲渡所得税額を見ることができます。
「譲渡所得利益＋配当金」の20％の額を何とか減らしたい。
毎年、現在含み損を抱えている株を売却して、譲渡利益の通算額を減らすことを考えます。
結構含み損のある株式も持っているわけですから。
で、「売却して、即、買いなおす」と目的が達成できると思っていたのに、これまでやった何度かは、目的通りの数値の変化はなくて、「？」でした。
それが、昨日、何となく検索していて、解決しました！

株式市場の仕組みとしては、同じ日に取引された株式については、「買い」を先に計算してから「売り」の処理をする、という仕組み、だと書いてありました。

仮の数字として
50万円の含み損がある株を500株持っていて、400株売却して、当日に400株購入するとします。
500-400①+400②=500だから、実態は同じです。
①の行為で、50万円の5分の４である40万円の損失が現実化して、新規に②を買ったつもりでした。

実際の計算は同じ日に行われた取引については、「買い」を先に処理してから「売り」の処理をするので、
500+400②ー400①＝500
一旦50万円の含み損を抱えている900株を持ったことになり、それから900分の400株を売却するのですから、
50万円×400/900＝約22.2万円の損失が現実化した、と処理します。

例えば80万円の利益があり、40万円の損失を出して、半分にすると、80万に対する税金16万円が40万円に対する税金8万円となり、8万円の節税です。
22.2万円の損失の場合は、80万円－22.2万円=57.8万円の利益となり、税金が11.56円。16万円⇒11.56万円だから、4.4４万円の節税です。

細かいようですが、なんだか変？　　と思っていたことが解って、スッキリしました。

ネックは、株価は常に変動していますので、当日に①と②の処理をしなかったために、株価が上がって、結局は高値で買い戻すことにもなるので、そのことも理解しておく必要はあります。


便利な世の中ですね。情報、知識をえる手立てがこんなに身近になっているなんて。ありがたいです。

■　追加文
ということで、売却した(損切した)翌日に、同じ価格で買い入れをしておきました。高配当株ということで買戻したいのです。午前中は、どんどん株価は上がって、約定にはなりませんでしたが、午後に1つは売値で買い戻せました。
急ぐこともないわけで、のこりも売値で買い申込みをしていきたいと思っています。