万葉歌碑
帰郷の際、懐かしい小学校に立ち寄った。
在校当時聞きおぼえていた歌碑が目に入った。
防人として先人が
任についたときの歌である。
小学校
万葉の歌碑
碑に次の2首が刻まれている。
☆ 武蔵領の小峰みかくし忘れゆく 君がなかけて吾を哭し泣くる
☆ 大君の勅かしこみ愛しけ眞子 が手離れ島伝いに行く
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今日のメモ
後の1首は、「大君の命令を謹んで承って、
可愛い妻の手を放れて、防人として島伝い行く」という意味です。
旅の門出に際して詠んだもので、悲しくも暖かい歌と感じられる。
九州防衛のため、3年間は故郷に帰れず、
留守家族の保証もなく、自費で旅を続け、任につかなければならなかった。
帰りも同様で、大変な旅路であった。
【余分・録】
「さだまさしの詩」曲を聞いていたら・・・
イニシエを思い浮かばせる・・・・・ものがあった。。
この曲に防人が凝縮されているのであろう。