松の腹巻
沢山の松の木、作業も大変だろう・・・・。
松に捲かれたコモ
植木屋さんは腹巻とも言うらしい。
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今日のメモ
松のコモ巻き
公園を散策していると松に腹巻(コモ巻き)が目に付いた。
近くで植木の手入れをしていた、おじさんに尋ねると、親切に教えてくれた。
Q このコモ巻はどうしてするのですか ?
A 松の害虫「マツカレハ」が,越冬のため樹上から地上へ降りる途中を誘い込
むため,「霜降の日=10月下旬」頃,幹に「コモ」を巻いて越冬場所をつくりま
す。
(上の写真をよく見てください。上が単、下が二重縛りです)
コモは稲わらを編んだものを使 い ます。
「コモ」は,一般に樹幹に30cm~45cmの巾で巻かれ,その位置は最下枝の
分 岐枝部より下であれば何処でもよいですが,コモが巻きやすいので,地上
1.5m~ 2mの場合が多いです
Q 取り外しはいつごろですか ?
A 春先「マツカレハ」が樹上に帰る前の3月初め「啓蟄」の頃に,「コモ」を取
り 外して「マツカレハ」と一緒に焼いて処分します。
植木のおじさんは、タバコを吹かしながら、詳細に教えてくれた。
今度機会があったら是非コモ巻きの中に、
どんな種類の虫がが入っているか見てみたい。
植木の中でも、松の手入れが出来れば一人前ですよ・・・と
笑いながら話を終えた。
金沢兼六公園で荒縄で、『雪吊り』が見られる。
枝が雪の重みで折れないように松枝を吊る風物詩的なものがあります.
このコモ巻きも年中作業の1ツで雪吊りと並んで
松の保護に大切な作業です。
都内の雪つり風景(柴又帝釈天付近で)