恩師の贈る言葉
およそ200本の並木
葉を付けた夏は圧巻である
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日のメモ
学校を卒業するとき、恩師が次の言葉を贈ってくれた。
木は、大地から養分を吸収して大きく大きくなる。
巣立って行き、それぞれの場所で社会に役立っているでしょう。
『広く太い根を張りなさい=びくともしない立派な木になりなさい』
根の太い木は、立派な幹となり、葉を付け沢山の実がなる。
風や、雪で耐えれる木、台風が来てもビクともしない。
太い根を張った木は、悠然と耐え抜く事ができる。
こんな趣旨を説明されされた。
北海道に行くと箒状のポプラが天空高くそびえ覆い観光客を魅了する。
中でも北海道大学のポプラ並木は有名でしたが、2004年の台風により
半数が折れて昔の風景を一変した。
長い長い年月、樹齢を全うされたのであろう。
恩師は、林学の先生でした。
木,樹,胸高直径、樹高、林、森、森林体積・・・・など
森林経済を分かりやすく教えた。
公園のポプラは、ふとい根、大きな幹、枝葉を繁茂させた。
君たちは人間としてどれだけ世間に役立ったか・・・・を、
語りかけていいる様だ。
恩師の顔、この歳になってやっと理解できた。
『樹』と言う字を
紙に大きく書き、それをしばらく見つめていると、
字が模様状となり根が生えてくる。
双葉が出て幹になり、枝が葉をつけてる緑陰ができる
(詩人・長田弘氏)