図書館の除籍本を譲り受ける
図書館に本の返却に行くと、
「本日は一部臨時休館です」の係員の言葉。
「本の除籍作業」を行っていますから、よろしかったらお持ち帰りください。
指された方向を見ると、除籍本が書棚に一杯詰め込んであった。
係員の了解のもと、選りすぐって ↓ の三冊を貰い受けた。
何れも『短歌雑誌』2年前のもの
▼ 人間臭い教師像の秀歌集・(短歌雑誌から抜粋)
生徒みな下校の後の教室は静かに呼吸整えている
下校時間生徒に告げて消灯し教室次々休ませていく
「呼吸整えている」教室を「次々休ませていく」作者。昼間の喧騒とは異なる
放課後の教室の雰囲気このように捉える細やかさ。
「授業中寝るな」と言うと「寝るような授業するな」と返されそうな
「膝小僧隠れる程度」の校則に「見える程度」で子らは挑戦
作者は、昼間の教室は戦いの「リンク」だとも歌うが、次なる句は、生徒指導を
場外乱闘というのか。
すぐ裏の酒屋「分校」と名付け本校終われば「分校」勤務
「頑張ってネ」ではない「頑張っている」だ「る」の一字で顔の明らむ
人間臭い教師像が印象に残る。疲れている多くの現代教師「顔の明らむ」歌集であろう
縄文人も大変人間味豊かな先生と、面白く読ませてもらいました。
大きな活字で読みやすい
本の裏表紙に表示のラベル・(除籍済)
最近は本も高くなりました。
沢山の短歌作品、エッセイ等が満載なので、暇に任せて
読み解こうかと思います。
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