日々是好日・スローライフ(寅さんの柴又から発信)

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つるべ井戸

2024年11月21日 | 紀  秩父のあっちこっち

ふるさとの
    話をしよう

  第3話  はねつるベ井戸
      その他一連の用具等、昔人の知恵

 

  * アサガオにつるべ取られてもらい水 (加賀千代女)

  昭和時代には、このようなつるべ井戸↓が見られた。ご多分にも
れず、我が家(故郷)
でもつるべ井戸に大変にご厄介になりました。
  お勝手への水がめ、風呂への水汲みは此処からの水を運んだ。そして
子供の仕事としての、これらの場所に水を運ぶのが役目でした。
水を運ぶ道具は、水桶に天秤で肩に担いだ。水がめや風呂に一杯にするには、
5~7回ほど運んだ。子供であるから半分ぐらいで少なく何回もに
分けて運んだ。片道40mほどの距離でかなり疲れた。


0411.JPG
 井戸は石垣積みにて築造。地下水が自然と湧き出る方式。

① つるベは竹製、横棒は杉の丸太、真ん中を太い棒で支え、右端には
  ツルベが軽くなるように錘(石)を着けた。

② 井戸は水を汲み上げるだけでなく、夏場は冷蔵庫として代用した。
  冷やすものを、入れ物に入れて井戸の水面までロープで下げて暑さを凌いだ。
  「三種の神器」が普及しだしたのは、昭和30年代です。

(井戸の外は暑くなろうと井戸の中は暑くならない。どんなに冷え込もうと冷たくならない。
一定の気温を保っていた井戸の水=冷蔵庫替わり、昔人の知恵)

 

  ハネつるべ井戸の原理 
  

 

    水の運搬用具

肥桶 天秤棒 FATUB0012 - 藤浪小道具株式会社
              運 搬の水桶と天秤棒

   
     子供のため半分ぐらいの水量。50m程の距離を4~5回往復した。


               
      水を貯める     風呂を沸かす

水瓶と古さと楽しみ - リサイクルおじさんが 全ての製品の 再生 ...  砺波市の文化を、デジタルで楽しむウェブサイト。TONAMI DIGITAL ...
  台所の水瓶            木製の風呂桶

 

他のつるべ井戸

  「部落・耕地」には、このような滑車のつるべ井戸も有りました。

 つるべ井戸 | 写真 | アールクリエーション 
  滑車式つるべ井戸
         (画像は、webの郷土の民族用具を引用した)

 

           ーーーーーーーーーー。。。。---------

 

     歳重ね懐古に浸かりあれこれと
          心の襞に語り掛けしや (縄)

   ( この短歌は、NHKラジオ深夜便「21日・4時」
▽わたし終いの極意 「今日を生き切る」
     歌手 由紀さおり(78歳) の放送を聴きながら詠んだ歌です)

 
       

 

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コメント (12)
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