先月の韓国旅行の際、日程を決めてから一番最初にやった事は、「韓国 防災訓練」というキーワードで、韓国で行われる民防衛訓練の日程を調べる事だった。当日は全ての交通機関が止まり移動も出来ないようなので、仮に帰国日に当たってしまうと、その時間は空港への移動も一時中断してしまう。制約が多いから一応念のため事前に調べておこうと、毎回渡航前には気が付いたらチェックするようにしているのだ。
後は、何かあった時に荷物を持ち運びやすいようにと、限りなく荷物は軽めにパッキングし、もし、パスポートを紛失してもすぐに再発行の手続きが出来るようにとパスポート用の写真と戸籍抄本を念のために準備をして渡航するようにしている。
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しかしそんな風に思っていても、案外、うっかり忘れてしまった時に限って、起きて欲しくない事にぶつかってしまうのが常だと思う。
更に想像もしていないことも起こったりする。
先月の旅行中も、韓国で非常戒厳が宣言されるなどとは夢にも思わなかったし、滞在中に「来週は寒くなって初雪が降るかもしれません」という天気予報を見ても、翌週に11月の下旬に大雪注意報が出されて金浦発着の飛行機が10時間近くも遅れる事になるなんて思いもしなかった。
どちらもたまたま時期がちょっとずれただけだった。もしかしたら、滞在中に遭遇する可能性もあったかもしれない。
どんなに注意していても、突然何かに巻き込まれる事を避ける事は出来ないのだと実感する。
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「危ないから出かけない方がいい」という危機管理方法もあるだろう。ただ、何をどれ位、危ないと判断すればいいのか・・・