私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

興味の度合い

2006-06-07 21:31:12 | 韓国ドラマ・映画
「シンファってグループ名が変わったんですか?」と先日同僚から聞かれる。
神という字から連想して神話から東方神起にグループ名が変わったと思ったらしい。

違うグループだというのを手短に説明するが、「紛らわしいですね」の一言で会話は終了。
「嵐」ファンの彼女にとっては、韓国のアイドルグループということで同じカテゴリーに入るらしく、違いは特に問題ではないらしい。

私にとっても嵐はジャニーズという大きいカテゴリーに区分されており、他のグループとの違いはよく分からないから同じようなものなのだが、嵐ファンの彼女によると、「嵐はジャニーズの中で一番太陽が似合うグループ」とのこと。

お互い興味の度合いが低いので、いくら誉め言葉を駆使して説明しようとしても、そのあたりの微妙なニュアンスはなかなか伝わらないようだ。


ナイロビの蜂

2006-06-07 20:54:56 | 映画鑑賞
赴任地のケニアで事故死した妻。妻の死因を究明しようとする外交官の夫。

サスペンスに重点を置いたほうがよかったのでは?二兎を追うものは一兎も得ず!ラブストーリーだけを描いたほうがよかったのでは?
そんな風な感想を寄せ付けない力強い映画だったのにびっくりする。

サスペンスと一組の夫婦の愛情。
過去をたどり妻の愛情を確認する男の旅は悲しいものではあるけれども、とてもリアリティがある。
なんにでも熱くなり、ともすればトラブルメーカーになりうる女性テッサを静かな愛情でつつむ外交官の夫。
映画を見進めるうちに、お互いが相手の中にある自分にないものをいとおしく思い、そしてお互いを守ることにどれだけ愛情を注いでいたかがどんどん伝わっている。
決してきれい事でない世の中で物事の不正を暴き、そして自分の愛する者に忠実であることがこんなにも難しいことなのか?

しかし映画を見つつ「結局お金と権力なんだ・・・」と力なく思ってしまったことも確か。どんなに深い愛情も正義感もお金と権力の前では無力だし、自分が正義と思っていることも決して正義ではなかったりする。
現実の世界での善悪は非常に複雑なのだ。そういうこともキチンと描かれながら中途半端にならず映画としてとても面白いものになってしたのにとても感心する。


アカデミー助演女優賞を受賞したレイチェル・ワイズの演技はもちろんだが、夫を演じるレイフ・ファインズもとてもよかった。
実はレイフ・ファインズはあまり好きではなかったのだが(特にジェニファー・ロペスと競演したメイドイン・マンファッタンなどはどこがいいのかと思っていた)
今回はびっくりした。強い妻を持つおとなしい夫の愛情が痛いほど伝わってきた。