先日公開されたデイジーの別バージョン。
先に公開された作品がチョン・ジヒョンの目線から描かれた映画なら、このアナザー・バージョンは殺し屋チョン・ウソンの目線から描いた映画。
デイジーが前半はイ・ソンジェとチョン・ジヒョンの物語で後半一転チョン・ウソンとチョン・ジヒョンの物語になるのに比べ、アナザー・バージョンはずっと穏やかな展開だ。
デイジーでは殺し屋チョン・ウソンがチョン・ジヒョンの前に現れる点が非常に唐突だったが、アナザー・バージョンではそれも非常に自然な流れであっさりと描かれている。
デイジーは三人のモノローグで物語が進んでいたが、決して説明口調ではなかった。アナザー・バージョンはモノローグで物語が進んでいくのではないのにも関わらず、登場人物の言葉で総てを説明してしまっているのだ。分かりやすいのだが、はっとする驚きは非常に少ない。
映画としてはアナザー・バージョンの方が優しく穏やかなつくりだが、逆にそれだけ平凡な映画になっているともいえると思う。自分の好みは別にして映画としてみるなら、インターナショナルバージョンの方が面白い映画になっているような気がする。
インターナショナルバージョンが公開されて間もない公開だというのに、私が見に行った日はほぼ満席に近かった。
(東京では14日金曜日で上映終了)
この時点でこの映画を公開するのは商売上手とみるのか、観客サービスとみるのかは非常に難しいところだと思うが、普通だったらDVD化された時点でしか見比べることが出来ないのだから面白い試みと考えた方がいいのだろう。
先に公開された作品がチョン・ジヒョンの目線から描かれた映画なら、このアナザー・バージョンは殺し屋チョン・ウソンの目線から描いた映画。
デイジーが前半はイ・ソンジェとチョン・ジヒョンの物語で後半一転チョン・ウソンとチョン・ジヒョンの物語になるのに比べ、アナザー・バージョンはずっと穏やかな展開だ。
デイジーでは殺し屋チョン・ウソンがチョン・ジヒョンの前に現れる点が非常に唐突だったが、アナザー・バージョンではそれも非常に自然な流れであっさりと描かれている。
デイジーは三人のモノローグで物語が進んでいたが、決して説明口調ではなかった。アナザー・バージョンはモノローグで物語が進んでいくのではないのにも関わらず、登場人物の言葉で総てを説明してしまっているのだ。分かりやすいのだが、はっとする驚きは非常に少ない。
映画としてはアナザー・バージョンの方が優しく穏やかなつくりだが、逆にそれだけ平凡な映画になっているともいえると思う。自分の好みは別にして映画としてみるなら、インターナショナルバージョンの方が面白い映画になっているような気がする。
インターナショナルバージョンが公開されて間もない公開だというのに、私が見に行った日はほぼ満席に近かった。
(東京では14日金曜日で上映終了)
この時点でこの映画を公開するのは商売上手とみるのか、観客サービスとみるのかは非常に難しいところだと思うが、普通だったらDVD化された時点でしか見比べることが出来ないのだから面白い試みと考えた方がいいのだろう。