ハンガンのほとりで売店を経営する祖父。その売店の店番を暇そうにしている長男(演ソン・ガンホ)。ビールとスルメを観光客に配達するのさえ難儀そうなどうしようもない暢気者なのだ。
そんな長男の一人娘は古臭い携帯電話が恥かしくて仕方ないが、店番さえも出来ない長男の娘とは思えないほど可愛らしい中学生だ。
そこへ突然の怪物出現。最初は暢気に見物していた人たちをあっという間に襲い、そして飲み込んでいく。
この怪物が長男の可愛い娘ヒョンソを連れ去ってしまう。怪物に殺された何人もの人との合同葬儀の場でも可愛い娘が死んだことを受け入れられず泣きじゃくる長男、次男(演 パク・ヘイル)、末娘(演 ペ・ドゥナ)。その尋常でない泣き方に幾つものフラッシュが向けられるほどなのだが、そこに娘の壊れかけた携帯電話から電話が入るのだ。「お父さん 助けて」
ハンガンで売店を営む家族の言葉など誰も信じない。信じてもらえないのなら自分達で助けに行くしかないと、隔離された病院(ウイルスの存在を恐れ怪物と接触した人たちは隔離されたのだ)を逃げ出す四人。
ここからがこの映画の本領発揮、家族愛のバトンタッチが始まるのだ。
祖父は家長として、武器の手配をし車の確保をする。そして先頭に立って怪物に銃口を向けるその姿はおじいちゃんとは思えない。
長男と同じようにダメ男な次男は知り合いの会社に忍び込み携帯電話の発信記録を調べようとする。(酒びたりな男でもやる時はやるのだ)やっと探し出した発信記録を末っ子の携帯へ連絡し、末っ子のペ・ドゥナは得意のアーチェリーを手に姪の救出に向かう。勿論再び隔離されてしまった長男(ソン・ガンホ)も娘の救出に向かう。
可愛い中学生の女の子を救うために祖父→次男→末娘→長男と救出のバトンがどんどん繋がっていくのだ。そして一人怪物の下にいる女の子が非常に凛々しい。とてもあの長男の娘とは思えないのだ。
訳も分からない怪物の出現に家族で逃げるというと、トム・クルーズ主演の宇宙戦争を思い出す。宇宙戦争がなんとなくトム・クルーズの一人芝居だったのに比べ(パニックの中で家族愛を見つけ出したかったのは、トム・クルーズ一人だったのにくらべ)こちらは違う。
可愛い家族の一人娘を助けるために、四人がそれぞれ自分の出来うる限りのことをしようということが見ている方にも簡単に伝わってくるのだ。
怪物そのものはどうということはないが、これは家族愛のバトンタッチの物語なのだから怪物が少々物足りなくても関係ないのだろう。
末娘を演じるペ・ドゥナ
最初から最後までエンジ色のジャージ一枚で熱演。(ジャージの背中には水原市庁とのロゴまで入っている)女優ならもう少し綺麗な格好で出演したかったのではちょっと同情する。
雨でどこへも行くことが出来なかったので、27日木曜日に三成のCOEXモールで鑑賞。
日本に帰ってきてから9月にもう公開されるということを知る。
グエムル 公式サイト
そんな長男の一人娘は古臭い携帯電話が恥かしくて仕方ないが、店番さえも出来ない長男の娘とは思えないほど可愛らしい中学生だ。
そこへ突然の怪物出現。最初は暢気に見物していた人たちをあっという間に襲い、そして飲み込んでいく。
この怪物が長男の可愛い娘ヒョンソを連れ去ってしまう。怪物に殺された何人もの人との合同葬儀の場でも可愛い娘が死んだことを受け入れられず泣きじゃくる長男、次男(演 パク・ヘイル)、末娘(演 ペ・ドゥナ)。その尋常でない泣き方に幾つものフラッシュが向けられるほどなのだが、そこに娘の壊れかけた携帯電話から電話が入るのだ。「お父さん 助けて」
ハンガンで売店を営む家族の言葉など誰も信じない。信じてもらえないのなら自分達で助けに行くしかないと、隔離された病院(ウイルスの存在を恐れ怪物と接触した人たちは隔離されたのだ)を逃げ出す四人。
ここからがこの映画の本領発揮、家族愛のバトンタッチが始まるのだ。
祖父は家長として、武器の手配をし車の確保をする。そして先頭に立って怪物に銃口を向けるその姿はおじいちゃんとは思えない。
長男と同じようにダメ男な次男は知り合いの会社に忍び込み携帯電話の発信記録を調べようとする。(酒びたりな男でもやる時はやるのだ)やっと探し出した発信記録を末っ子の携帯へ連絡し、末っ子のペ・ドゥナは得意のアーチェリーを手に姪の救出に向かう。勿論再び隔離されてしまった長男(ソン・ガンホ)も娘の救出に向かう。
可愛い中学生の女の子を救うために祖父→次男→末娘→長男と救出のバトンがどんどん繋がっていくのだ。そして一人怪物の下にいる女の子が非常に凛々しい。とてもあの長男の娘とは思えないのだ。
訳も分からない怪物の出現に家族で逃げるというと、トム・クルーズ主演の宇宙戦争を思い出す。宇宙戦争がなんとなくトム・クルーズの一人芝居だったのに比べ(パニックの中で家族愛を見つけ出したかったのは、トム・クルーズ一人だったのにくらべ)こちらは違う。
可愛い家族の一人娘を助けるために、四人がそれぞれ自分の出来うる限りのことをしようということが見ている方にも簡単に伝わってくるのだ。
怪物そのものはどうということはないが、これは家族愛のバトンタッチの物語なのだから怪物が少々物足りなくても関係ないのだろう。
末娘を演じるペ・ドゥナ
最初から最後までエンジ色のジャージ一枚で熱演。(ジャージの背中には水原市庁とのロゴまで入っている)女優ならもう少し綺麗な格好で出演したかったのではちょっと同情する。
雨でどこへも行くことが出来なかったので、27日木曜日に三成のCOEXモールで鑑賞。
日本に帰ってきてから9月にもう公開されるということを知る。
グエムル 公式サイト