私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

きみに微笑む雨

2009-10-20 21:06:08 | 映画鑑賞
出張で訪れた四川省・成都に来た韓国人男性。
時間があるからと訪れた杜甫草堂でアメリカ留学時代の知り合いに偶然出会うのだ。さわやかな笑顔の女性。
出張で訪れているだけだからためらっている時間はない。
そして10年ぶりの突然の再会が簡単に背中を押してくれたようだ。
さっと名刺を渡し、食事の約束をしようとする男性。

旅先での偶然の再会。戸惑っている暇はない。男性は10年という時間を埋めるかのように彼女の方にどんどん向かっていく。

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ホ・ジノ監督作品にしてはカット数が断然多く、スピーディな展開なのだというが、杜甫草堂の緑が印象的なせいか、雨のシーンのせいか、しっとりした印象だ。ためらいがないとはいっても、大人の恋だ。若者のような急いた感じはない。

個人的な思いだが、ホ・ジノ監督作品に登場する女性に対してなんとなく印象がよくない。

年上の女性との恋愛に悩む若い男性。恋がすべてではない。人の気持ちは永遠ではないということをすでに知ってしまっている女性と、若者らしく人の気持ちが変わるわけがないと信じている男性の物語。チャングムことイ・ヨンエが主演の春の日は過ぎ行くは女性の振る舞いが納得できず、なんとなく後味が悪い映画だった。

写真館を営む男性と交通整理員の若い女性と物語@八月のクリスマスも、見ている間は涙涙だったが、冷静に考えると、若い女性特有のなんというかわがままな感じがところどころ見え隠れしていたなと思う。


この映画の女性主人公もどこか戸惑いがちだ。しかしその爽やかな笑顔のおかげで今までホ・ジノ監督作品で感じたような違和感を感じることはなし。

主人公たちが自分たちの母国語で愛を語らない映画だが、ホ・ジノ監督作品としては、すごくシンプルで素直な恋愛映画だったような気がする。

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劇場公開前にWOWOWで放送したものを鑑賞。
WOWOWがチャレンジャーなのか、配給会社がチャレンジャーなのか。
公式サイト
きみに微笑む雨

私自身は、初見なら映画館でゆっくり見てもよかったなと思う。


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チョン・ウソン出演作品で好きなのはこの映画。この映画も主人公たちにとっては異国が舞台の映画だ。

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