台北でカフェを始めた姉妹。
オープン初日、店一杯に飾ったカラの花を「物々交換でカラをお持ちください」としてみたばかりに、カラの変わりに残ったお店一杯のガラクタをどうにかしなければならなくなるのだ。
金銭授受でなく、あくまでも物々交換にこだわる妹。
これが欲しいと思っても、物をもらうのにお金が介在しないため、物の価値を自分で判断しなければならないし、その者の価値を相手に分かってもらわなければならない。
しかし、その判断と手順を踏むことにかかった時間は、お互いのその物に対する思いを共有することに手助けになるのだ。
スローフードでなくスローグッズとでも言ったいいんだろうか。
*****
映画のほとんどが、カフェという限られた空間の中の出来事なのに、台北の街の空気の穏やかさとか、人の優しさまで感じられるのが、不思議だ。
時々挿入される台北のちょっとほの暗い夜景がいいアクセントになっている。
金曜日の夜、仕事帰りにこんなに穏やかな気持ちになれるとは思わなかった。
オープン初日、店一杯に飾ったカラの花を「物々交換でカラをお持ちください」としてみたばかりに、カラの変わりに残ったお店一杯のガラクタをどうにかしなければならなくなるのだ。
金銭授受でなく、あくまでも物々交換にこだわる妹。
これが欲しいと思っても、物をもらうのにお金が介在しないため、物の価値を自分で判断しなければならないし、その者の価値を相手に分かってもらわなければならない。
しかし、その判断と手順を踏むことにかかった時間は、お互いのその物に対する思いを共有することに手助けになるのだ。
スローフードでなくスローグッズとでも言ったいいんだろうか。
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映画のほとんどが、カフェという限られた空間の中の出来事なのに、台北の街の空気の穏やかさとか、人の優しさまで感じられるのが、不思議だ。
時々挿入される台北のちょっとほの暗い夜景がいいアクセントになっている。
金曜日の夜、仕事帰りにこんなに穏やかな気持ちになれるとは思わなかった。
東京カフェブック 2012 (SEIBIDO MOOK) | |
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成美堂出版 |