ハイド、ジキル、私 第9,10話

ソジンの主治医である女医に自分が幼いソジンと一緒に誘拐されたこと、ソジンが自分だけ逃げようとし助けてくれなかったことを恨んでいることを知られたことがきっかけで、女医を拉致することになった医師。
「幼いソジンには仕方のないことだった。誰が悪いわけでもないのよ！。」と諭される医師だが、ソジンを恨んでいる彼にそんな話は通用しない。

医師という立場を利用すれば、女医を悪者にしいくらでも優位に立てるのだ。ソジンも当然「自分の主治医である女医が拉致事件にかかわっているのでは？」と思うようになる。

そんな悩むソジンに幼い頃の話を聞かせるハナ。
怪我をしてサーカス団に仕事に恐怖心を持っていた彼女は、毎晩のように悩んでいるソジンを見かけていたのだ。
ハナがソジンを助け、そしてギャクにハナを助けたいというソジンの心が、誰でも助ける心を持ったロビンという人格を生み出したらしい。
（ドラマ的にはすべての始まりは彼女からというキレイな展開らしい）

とにかくソジンに復讐したい医師は、ソジンのふりをしたロビンをお化け屋敷に誘い出し、辺鄙な倉庫におびき寄せるのだ。
後をつけてきたハナも一緒に拉致されるだが、気絶し目覚めた後の人格はなんとソジンになっているのだ。
ソジンであるにも関わらず、ガスマスクをハナに差し出すソジン・・・・・

入院しているのはソジンのはずなのに、彼の手に残っているのはハナを助けた時の傷。
ソジンなのに行動はロビン。ロビンなのに行動はソジン・・・・
ハナでなくとも見ている方でも混乱する。

ヒョンビンファンとしては、一粒で二度おいしいドラマなのだが、一ドラマファンとしては、ややお話にパンチが足りない。
設定にだけ頼り過ぎの感じがするのだ。


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理事会がある大事な日にも関わらずロビンの人格しか出てこずに、秘書の力を借りてロビンの心でソジンの仕事をこなすロビン。
それはそれでいいのだが、ドラマ的にはソジンが困り切ってロビンの姿を見せる方が面白い。