忖度を知った日

生活の中で、忖度などという言葉を使ったことなどなかったが、流行語にまでなったこの言葉。

流行語的には、『相手の立場も考えて、気を遣ってね』と勝手に理解しているのだが、人は一体どんな時に忖度しているのだろう？

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大相撲の最終日の取組で、7勝7敗の力士が負けないで勝ち越しするのが多いのでは？気付いたのは、小学生の頃だったと思う。

ネット検索などという便利なものはないから、質問責めにして両親を困らせる位しか理由を知る方法はない。

「ねえ〜ねえ〜なんで負けないで、勝ち越しするの？」

という小学生の純粋な質問に両親が答えられるはずもない。
苦し紛れの『そういうことになってるの!』は小学生の好奇心に油を注ぐだけだ。
食い下がる私は、結局『うるさい！』と怒られたはずだ。

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答え難い事をしつこく聞いてはいけない。
あと少しで勝ち越しする相手を思いやる…

小学生の私にとっては、これが忖度との初めての出会いだったのかもしれない。

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両親は『いまはもうそういう時代じゃないから』と平成に入ってから言っていたように記憶しているが、ちゃんと確認したわけではないので自信はない・・・

ちなみに今ネット検索してみたところ、こんな記事がヒット。