人間アレルギーのはずなのに、自分の話に相槌を打ち、質問に答え、さらには質問し返してくれるアジ3に、すっかり心を許すミンギュ。
作るのに15年かかったというトランプの城も彼女が倒してしまったおかげで、部屋に刺しこむ朝日を感じることが出来たと、すっかり好意的に考えるようになっているではないか。
しかし、そんなミンギュも、初恋の人が自分に対し政略結婚の申し入れをするだけでなく手を握るというスキンシップをされたことで、激しくアレルギー症状を起こす。
「見た目がすっかり変わってしまうことがあっても、僕を分かって欲しい。そしてそんな時は、救急システムを作動して注射を打って欲しい」というミンギュの言葉を思い出し、処置をするジア。
ますますアジ3の存在に頼り切るミンギュだが、彼の顧問弁護士はジアの兄なのだから、トラブルは身近なところにもある。
しかし、ジアの兄は、ジアそっくりにロボットを作った博士を名誉毀損で訴えたりしようとしていて、矛先がちょっとずれている。妹そっくりのロボットがいるだけでなく、妹がそのロボットのフリをしていると知ったら、卒倒するに違いない。
そして、すっかりアジ3に心を許しているミンギュも、嘘をつかれていると知ったら、その心の傷は更に大きくなる事間違いなしだ。
両親を亡くし、叔父たちにだまされていることを知ってから人間アレルギーになったミンギュにとって、身近な人にだまされるというのは、相当な心の痛みを伴う様子・・・・