私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

空飛ぶタイヤ

2018-06-17 19:43:57 | 映画鑑賞

脱輪事故を起こし、トラックの整備不良を問われることになった小さい運送会社。事故の直接的な原因が自分たちの整備ミスでなく車両そのものの欠陥では・・・と調査を始めるも、製造元の自動車会社は対応もせず情報も出さない。

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規模の大小を問わず、会社員ならだれでも、自分の立場に置き換えて何かを思うことだろう。

自分ならどうする。良識にしたがって内部告発をするのか。保身に走るのか。組織のルールに則るのか。自分の大事なものを守るために戦うのか。その戦いのために、逆に傷つく人がいたらどうするのか。

保身とおごりが一緒になった時に、判断を誤る怖さを見せつけられた2時間。

原作の分量に比べて、2時間はやや足りなかったのかもしれないが、それでも十二分に事件に立ち向かおうとする人の気持ちは伝わってくる。

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長瀬智也と深田恭子演じる運送会社社長夫婦・・・そこはかとなく漂う元やんちゃなカップルだったと思える雰囲気。期待を裏切らない岸部一徳と笹野高史。決して出番は多くないのに、それでもキチンと見せ場を作るムロツヨシと小池栄子。出演者の顔ぶれが凄い。これも池井戸作品の人気の高さだろう。

 

*****追記*****

顔面偏差値と顔面迫力度の戦いは好みの問題か・・・雰囲気男子度を測ろうとしたのだが、データ量がやや少なく、測定がやや難しかった・・・

 

 

 

 

空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)

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