山田うどんは埼玉中心に何店舗も展開しているうどん屋さんだが、埼玉に非常に近い東京に住んでいる私にとっても馴染みのうどん屋さんだった。
旧青梅、新青梅街道沿い・・・赤いやじろべえの黄色い看板はあちこちにあり、どのお店も広々とした駐車場を持っており、高校の頃は「レストラン山田に行こう!」などと言って、学校帰りに自転車で乗り付けたりしたものだった。
駐車場は広々している。近所のパン屋さんの前に自転車を停めると「狭いから注意して!」などと言われるのだが、山田うどんは広々とした駐車スペースがあり、停め放題だ。
いまだったらファストフードの店に行くのだろうが、当時は近所にファストフードの店があまりなく、立ち寄る選択肢が街道沿いのラーメン店かうどん屋さんだったのだ。
学校帰りにどこかに立ち寄りたいが、「うどん屋さんに行こうな!」というのがちょっと恥ずかしかったのか、面白おかしく言いたかっただけなのかは、もう覚えていないが、とにかく「レストラン山田に行く?」などと言っていた。内輪だけで流行っていた言い回しなのか、皆に認識されていた言い方だったのか、それさえも覚えていないが、身近にあったことだけは確かだった。
そういえば、最近はいつ行っただろう? ニュースを読み、うどんが食べたくなった。