今朝、電車の中で9月2日号の週刊新潮の中吊りを見かける。いつもだったら、「新潮の中吊りがあれば、隣に文春の中吊りあり」だったはずなのに、文春の中吊りは先週で終了してしまったので隣を探しても意味のない事だ。そして新潮の中吊りも来月末には終了してしまうという。
携帯がまだない頃、中吊り広告等を見るのは電車の中で時間をつぶす一番いい方法だった。
雑誌に始まり、旅行、新しいマンション、エステ、化粧品、展覧会、遊園地、そしてお墓まで・・・
文庫本を持っておらず、暇を持て余している時は、キョロキョロしているのがばれないように、さりげなく目だけをゆっくり動かして、中吊りに始まり、窓の上のはめ込み式から、ドアに貼ってあるステッカータイプまで。。。あちこちの広告を見ながら、自分の降りる駅が来るのをじっと待っていたものだった。
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携帯を持つようになってから、電車の中で広告を見る機会は激減した。そしてコロナの時代になり、電車内の広告はみるみる少なくなっていった。今も窓の上のスペースは半分以上空いているんじゃないだろうか・・・・
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昨日の帰りに乗った地下鉄は全車両が一社の広告で埋め尽くされていた。
「New ムーブメント」 「New可能性」 「Newボイス」
カラフルな色で作られたポスターの上部には、少し控えめなメーカー名とTOKYO LIVEの文字・・・
私は物珍しさにキョロキョロしてしまったが、周りの人は皆手元の携帯に目を落としており、広告を見ている人は殆どいなかった。
携帯が見られない混んだ電車の中では、まだまだ広告の効果はあるんだろうか・・・
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今日見た週刊新潮の中吊りには、『ウイルス量1000倍 「デルタ株」から命を守る』と書かれていた。芸能ニュースは見当たらず・・・・