70倍という数字にクラクラする・・・・
壮大な計画を立ててイギョンの行く手を阻もうとするク・ギョンイ。
そもそもイギョンは自分の「悪者を成敗したい」という気持ちをコントロール出来ず、ク・ギョンイの考え方や彼女が言った「絶対裏切らない協力者を探す事」という事を実践して来たのだ。イギョンにとってはク・ギョンイは目の上のたん瘤でもありながら、越えるべき憧れの人でもあったのだ。
いわばイギョンの師匠はク・ギョンイとも言える。一人でコントロールするイギョンと違い、彼女には仲間がいる。亡き夫の声に耳を傾け、彼女の壮大な反撃がやっと始まるのだ。
イ・ヨンエ演じるク・ギョンイの名前が付いたドラマでありながらも、ドラマを引っ張っていったのは、頭の良さを全て成敗という間違った方向に使う事に喜びを感じるKことイギョンと、そのイギョンの若くてぶれない間違ったパワーを、自分の権力欲と息子の成功に使おうとしたヨン局長の存在。
自分の脳内を覗くかのように自分の思考を全部先回りするク・ギョンイの行動にシンパシーを感じ、それ故暴走が止まらなくなるイギョン。
下半身が非常にフリーな次男の暴走の為に長男の政治家生命が絶たれる事を恐れるがあまり、こちらも暴走が止まらなくなるヨン局長。
二人の暴走があまりにも特異な状況になっているため、イ・ヨンエ演じるク・ギョンイのキャラクターが最後まで力負けしている感じがしたのは私だけだろうか・・・・
ヨン局長を演じるキム・ヘスクは、ごくごく普通のお母さん役とは全く違った、黒キム・ヘスクとでも呼びたい怪演。イギョンことKを演じるキム・ヘジュンもキム・ヘスクやイ・ヨンエに恐縮することなく、最後までスピードを落とす事なく、自分の本能に疑いを持たないサイコパスを演じていた。
勿論主人公はイ・ヨンエなのだが、この二人を前にすると、ゲーム兼アルコール中毒の引きこもりなど、大した事無いという気がしてしまったのは、ちょっと残念だった。髪の毛だけボサボサにしても、その透き通るような綺麗な白い肌はどうしても隠しきれなかった・・・・
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このドラマ、JTBCの週末ドラマだったのだが、ケーブルテレビでも視聴率の良いドラマが沢山ある中、視聴率はずっと2%台と振るわなかったようだ。