補佐官クォンが水を飲んだかはっきりしない中で、弁護士のシニュの「自分にも一つ呪術を譲って欲しい」という願いに嫌々ながら付き合う事になるホンジョ。シニュは名門出身ながらも、彼の家は代々短命の様子。それは遺伝という名の呪いのせいらしいのだが、シニュの場合は更にその症状は深刻らしく、医学の力では解決できない事を呪術に頼るという一周回って神頼み方式での一発逆転を狙っているのだ。
職場でなじめないホンジョのエピソードや、補佐官クォンがどうやらホンジョに普通以上の興味を持っているらしいエピソードを挟みつつ、二人の距離は二人が望むかどうかに関係なく、どんどん近づいていくのだ。そしてわきが甘いホンジョの神頼みのせで、自分が惚れ薬を飲んでしまった事を防犯カメラの映像から知る事になるシニュ。呪術の効き目を防犯カメラで確認することになるなんて、なんともコメディらしい展開だが、嫌だ、嫌だといいながら、堂々と愛の言葉を囁かねばならないシニョの苦悩はなんとも情けない。
解毒の方法を知るべく、再び施設にいる巫女の元を訪ねる二人だが、前世から続く解決出来ない因縁が二人の間にはあるらしい。コメディチックな展開が前世の因縁問題登場で、運命の恋に昇格する瞬間がどうやらこの先に待っているらしい。
しかし、二人の運命の恋に立ちはだかるのは補佐官クォン。家族の問題を抱え人知れず悩む彼がホンジョのご近所さんとして、市役所とは別の姿で彼女の前に現れるのだ。
時空を超えた因縁の前に身近なライバル登場だ。
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最近、前世だのタイムスリップだの、現世だけでは解決出来ないストーリーのドラマを見過ぎているせいか、「これが上手くいかないのも前世で何かやらかしたからだ」などと考えたくなるではないか。まぁ、あまり問題を深刻に考えたくない時は、そんな風に現実逃避するのも気が楽になる。ドラマが息抜きになっていると前向きに考えよう・・・