報道に携わる者としての言葉遣いとか、インタビューの仕方とか、誤字脱字がない文章が書けるとか、そんなテストならいくらでもしてもいいと思うのだが、「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」の理解度を測るテストとは。。。
記事の中に「スマートフォンアプリ」という単語がなければ、〇〇十年前の記事?とも思ったかもしれない・・・
記事の日付が、2019.10.19でなければ、「あれ?4/1付けの記事かな?」と思ったかもしれない。
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中国では長距離バスや高速鉄道のチケット購入、もっと言うと携帯電話の購入の際にも身分証が必要なのだという。
(チケット実名制度と言うらしい。同日同列車で一身分証明書一チケットとの事)
「日本でいうところの新幹線に乗るにも身分証明書が必要なんて面倒だな?」と思い、「なんでそこまでやるの?嫌じゃない?」と中国人の知人に聞いたところ「だって隠そうと思っても結局ばれるんだから一緒。隠そうとして面倒になる方がよっぽど面倒だ」と何にも気にしていない風だった。
その知人は、日本でマイナンバーカードが導入された際、すぐに申請してカードを作っていた。私は、「外国人は@在留カードがあるから、別に無理にマイナンバーカードを作る必要はないんじゃない?」と言ったのだが、「身分証は必要です」といい、私の話など全然聞いていなかった。
詳細な個人情報が把握されている事に基づいた便利な点が多数あり、そのIT化の恩恵を享受しようとしない日本人の考えが分からないという事のようだった。
テストも受ける人が嫌がらなければ、ごくごく普通の出来事になっていくんだろう。