キム社長と一緒に取引の場に向かうカン・ハリ達の前に現れたのは、アリョン殺害の実行者であるソン社長。
(こうやって、まったく別の問題だと思っていた事が繋がっていくのだ。)
この場ではどう考えても優位なのはキム社長側。しかしそこは、カン・ハリ達。ちゃんと保険はかけており、グレーが嫌いなクァク検事たちが取引の場に乗り込むように手配済みだ。
ただ、キム社長は確保できても、騒ぎの中ソン社長は姿を消し、一息ついた所で命を狙われるカン・ハリ。
拘束されても、「俺は人脈も資金もある」とプロダクションの売り上げを意気揚々と語っていたキム社長だが、ジェイの尽力によりプロダクションの金庫から抜き取られたパワハラ映像は公開され、彼の悪事は一瞬にして全て晒されてしまうのだ。それでも「裏から手を回す奴がいるはず」と予想されていたが、トカゲのしっぽ斬りよろしく検察内に送り込まれた人物の暗躍で検察内での取り調べ中に亡くなるという顛末。
検察内の不祥事は世間に向けてもっと問題になってもいいと思うのだが、そこはサラッとスルーされ、休む間もなくカン・ハリ達はチョン・スミンが提示する次の案件に取り掛かるのだ。
財閥三世の息子が飲酒運転とひき逃げでも執行猶予で拘束されない事に怒り心頭のメンバー達だが、裁判の裏の取引を一手に引き受けるのは、なんとギャラリーを運営する一人の女性。人脈と情報を総動員して人の恥部を刺激し、ギャラリーの絵をお金替わりに利用し、情報をコントロールすることであらゆる取引を牛耳っている事が分かる。
人脈ってなんだ・・・と思いながら、見ていたが、一番の人脈はなんとチョン・スミンが持っていた。
彼女がカン・ハリに引き合わせたのは、現職の大統領。どんな思惑があってチョン・スミンがカン・ハリに近づいたのか、当然そのカギは大統領が握っているに決まっている。
姉であるアリョンが亡くなった事をカン・ハリが忘れているのではと訝しがるジェイだが、当然全ての悪は繋がっており、徐々にそのもつれた糸をほどいていると推測。