![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/04/95fac919e869addd3e2d1caa9d70e729.jpg)
後金の侵攻から逃れる事が現実的になってきた村。
ヨンジュン達儒生たちは「国王を守るために立ち上がるべき」と声を上げるも、現実的に考えるジャンヒョンは冷静だ。実際、筆を持ち、書物だけを読んでいわゆる政策だけを考えて来た彼らに実践の経験等皆無。
ただ、何もしない訳にはいかないし、無策とも言える王も各地の儒生達の援軍を待っているのだ。
「ヨンジュンにもしもの事があったら・・・・」と彼の事だけ心配するギルチェの言葉に影響を受けたウネは「彼が出兵する前に結婚したい」とギルチェの思いとは別の方向に進んでしまうのだ。
何とかしてヨンジュンの出兵を阻止し、更にウネとの婚姻を阻止したいギルチェの思いを知ったジャンヒョン。
自らは出兵せずに逃げるといいながらも「結婚して出兵しても、もしもの時に困るのは残された新婦だ。」と現実的な話をして、ムードに流され、前のめりな彼らの思いに一石を投じるのだ。(当時、韓国では妻を亡くした夫は再婚出来るも、逆の場合は寡婦として生きる事を強いられる女性たち。そうなったら再出発という選択肢も彼女たちにはないのだ・・・)
更にギルチェを助けたいジャンヒョンは「山の上に狼煙があがったら必ず逃げるんだ」と彼女に告げ、何かあった時の為に短剣を彼女に託す。言葉はぶっきらぼうだが、彼女の事を思っての行動。
更に「軍にモンゴル人が入っているなら。。。」と心配するジャンヒョン。彼らは人の殺し方を熟知しており、だた侵略するだけでなく、物品を略奪した上、女性をも辱める事を目的にしているのだ。
実際、女性だけで逃げる事になってしまったギルチェとウネはモンゴル人に狙われる事に。生きる為にウネを助ける為に、ジャンヒョンからの短剣を手にモンゴル人を殺めるギルチェ。ジャンヒョンもギルチェなら覚悟を決めるだろうという事が分かっていて彼女に短剣を渡したのだろう。
*******
騎馬民族ならではの侵攻の様子が非常に迫力あり。又ギルチェ達が逃げ惑う様子もオールロケだ。恋人というタイトルからは連想できないような迫力の展開。