私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ

2021-12-09 21:58:18 | 映画鑑賞

映画好き故、以前は「ちょっと次の約束まで時間があるから、1本映画でも・・・」という事がよくあったが、最近は2時間半越えの映画も多く、そんなチャンスがどんどん減ってしまい、寂しい思いをしていた。

この映画はそんな私にぴったりの映画だった。軽い気持ちでスクリーンの前に座っても緊張感の途切れる事のない97分という丁度いい上映時間。予算、キャスティング、ストーリー、アクション等々・・・どの映画を見るか色々ポイントはあると思うが、上映時間も大事なポイントだ。

今回は更に前作を見ておらず「地球外生命体に寄生された男が主役」という基本情報だけでも楽しめるというのも大事なポイントだった。各キャラクターの関係性も見どころの一つのマーベル映画。それも大事だと思うが、いわゆるマーベルの門外漢にとっては、その各キャラクターの関係性が逆に大きなリスクになるのだ。今回は前作を見ていなくても映画を楽しめる。それも重要なポイントだった。

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地球外生命体でありながら、ジャーナリストのエディに寄生していることで人間を喰らう事を禁じられた生活を送るヴェノムと、自分に寄生しながらも欲望を抑えられないヴェノムとなんとか折り合いをつけてジャーナリストとしての起死回生を狙うエディ。

ダークサイド色よりもややコメディ色が強めな凸凹コンビの前に現れるのは、同じように地球外生命体と人間のコンビでありながら、寄生した相手が連続殺人犯殺人犯クレスタという最強のエネルギー源を得て最凶になって生まれ変わる地球外生命体。欲望を押さえる気などさらさらない地球外生命体と収監されている恋人の元に行きたいクレスタの欲望が合わさるのだ。カーネイジ(大虐殺)と命名されるのも分かるというもの。

ジャーナリストと連続殺人犯の対決に人を喰らう地球外生命体が参戦するというだけでも交通整理が大変なのに、そこにとんでもない高音を操る連続殺人犯クレスタの初恋の女性が乱入するのだ。ドロドロした戦いというより、大がかりでありながらもやや子供っぽい戦いが繰り広げられる。

ダークヒーローという言い方をされているようだが、マーベルの事にあまり詳しくない私にとっては、ヒーロー物の縛りの少ないストーリーは逆に気楽に見られるものだった。場面転換の度に映るサンフランシスコの夜景もとても綺麗だ。

エディを演じるトム・ハーディはストーリーにも参加、プロデューサーにも名前を連ねている。ヴェノムに対する熱い思いは伝わって来た。

 



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