稲城在住の知人が、巨峰を親とするジューシーな「高尾ぶどう」を送ってくれた。早速冷やして食べる。芳醇な甘さだ。種無しの品種なので、洗って冷凍しておけばシャーベットのように食べる事も出来る。
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毎年、この時期になると果汁たっぷりの「稲城の梨」を貰っていたのだが、知人曰く「今年はあまりの暑さだったので、梨でなくぶどうにした」との事。
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天気予報では、9月に入ってからも続く異常な暑さの事が毎日のように取り上げられているが、この暑さが稲城の梨にも大きな影響を与えているとの事だった。
「あまりの暑さで梨が大きくなるのも早いんだけれど、そのせいで虫がついてしまう梨が増えているらしくて」との事
梨が暑さで大きくなって甘さが増えてくる時に、虫も暑さの為に例年よりも早く大きく育ち、虫にやられてしまう梨が増えてしまっているとの事だった。
例年なら梨が大きく甘くなる時期と虫が大きくなる時期が少しずれていた為、消毒の時期を調節することで梨に虫がつくのを防いでいたのだが、あまりの暑さのせいで虫が大きくなる時期が早まり、梨の消毒のタイミングが難しくなってしまったらしい。
梨が甘く大きくなるまで待っていると虫に食われる確率が高くなるから、大きくなる前に収穫したりすることもあり、今年は例年よりも小ぶりの梨も多いとの事だった。
知人が親族の梨農家の人から聞いた内容を、私が理解しやすいようにかいつまんで話してくれた。梨と虫の関係に、言葉足らずの所があったら、ひとえに私の理解不足による・・・
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虫の問題だけでなく、そもそも「こんなに暑い夏が続くと、梨もぶどうも今まで通りに栽培できるのかどうか・・・」と心配もされているとの事だ。