ソンニュは自分の病気を隠したいために、スンヒョでなく元彼のヒョンジュンを頼るのだが、いつまでも秘密にしておけるものではなく、スンヒョも家族もソンニュがアメリカで一人闘病生活をしていたことを知ってしまうのだ。
彼女の、家族に迷惑をかけたくない、心配をかけたくないという思いが逆に回りの皆を傷つけてしまう。
日本でも同じ事があったら「なんで言わないの!」と両親はショックを受けると思うが、ショックは受けても、彼女の母親のように涙を流しながらも本気で怒るという感情はあまり表には出さないかもしれないと思う。
更に同性の友達の場合は、「病気だって言いづらいよね。辛かったよね」と涙を流すかもしれないが、「なんで言わないの!」とは、実際なかなか言わないかもしれない。
「家族だったら、友達だったら、悩みは隠さずに全部話をしてほしい。隠すなんて水臭い。」という感情。
特に「水臭い」という感情は、こんな風にドラマの中だったら理解しやすいが、日本人の場合、実生活では遠慮して言わないケースも多いのでは・・・と感じたりする。
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「ソンニュが何故言わなかったのか?という気持ちも理解しないと」という事に思いをはせるという事はなく、トコトン熱く語り合い、最後は以前よりもより固い結束が生まれるという韓国ドラマらしい展開。
ソンニュの辛い時期を横で支えたヒョンジュンがいい人だったことも分かり、ほっとするものの、それが、二人の未来に繋がらないのはどうしようもないこと。