先程アップした行政訴訟の備忘録の追加(聞いた話だが)
被告側の準備書面が頼りなく、信用性にかけるとした点について
普通は議員が視察に行った際には報告書が議長宛に出されることなっている
今回の場合、それがいつのタイミングで出されたのか定かではないが
提出された内容に明らかに不思議な出来事があった
まず第一に、最初、視察先が「造幣局」と書かれていたこと
次に、そこでは何も資料としてもらえなかったこと
そしてそこでの視察によって、高度な印刷技術を目にすることができた
と報告されていたらしいが、それは実態と違うのだ
(報告書はその後、書き直されたらしい)
※更に不思議なのは、視察したのは何故か土曜日(休み)の日だった
実態と違う!
と言い切れるのは、原告の関係者数名が後日「国立印刷局」へ行って
そこで視察のコースを確かめたからだ
そこでは、まず最初に
「ここは皆さん間違えるかもしれませんが、造幣局ではありません
造幣局は硬貨とかコインを作っていますが、ここでは紙幣とか官報とか
収入印紙を作っています」
と説明がなされ、同時にそれらの説明が掲載されたパンフレットを渡されたからだ
間違えないようにと注意された印刷局が、報告書では造幣局へ視察に行ったと書かれ
自動的に渡されるパンフレットにもかかわらず、何ももらわなかったとしている
そして高度な印刷云々については、秘密に関することなので実際は印刷している場面は
遠くから見るしかできず、参考になるとまでは言えない状況であったことを確認している
こうなると、本当に議員さんたちはその現場に行ったのか?
と疑いが生じてしまうが、そこは行政訴訟なのでその問題は深く追求されずに
視察自体がが行政にとって有益なものであったかどうか、、のみが論点となった
視察が有効であったか否かについては、市議会の一般質問である議員が
少しばかり皮肉を込めて、視察に効果があったかを行政に聞いている
質問の意図がわからない行政は、無邪気に正直に答えている
特に役立つことはなかった、、特に高度な印刷を使わずとも
今までの技術で、問題はクリアしている、、、
(なんでこんな質問をするのだろう?と市のお偉いさんは思っただろうが)
原告側は、自分たちの出かけた状況を事細かく書いた資料を準備書面とともに提出した
すると、相対する方は大いに参考になった原告側の報告書を読んで、
今度はそれに基づいて反論のための書類を作成した
だが、そうこうするうちにどうも辻褄の合わないところが生じて
裁判長から弁護士に「ちゃんと聞いて提出してください」との注文が出ることになった
という訳だ
ここで問題となっている2日目の視察だけでなく、
このときの政務活動費を用いての行動は、まだまだ奇妙な事があり
結果的にその当時の議長の顔を潰すことにも及んでいる
それにしても、人はなぜ自分が間違ったことをした時に
素直に謝ることができないのだろう、、と思ってしまう
それさえできれば、おおごとにならずに済んだのに