パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

何故、言われたままでいるのか!

2020年05月09日 09時06分58秒 | あれこれ考えること

何種類の色のビブスを同時に用いてミニゲームを行い
選手にはパスの相手を限定するなど、頭をつかう独特の
練習方法が話題になったのが、サッカーのオシム監督

その中で記憶に残っているエピソード(記事)がある
それは5対5くらいの人数でミニゲームをしていた時のこと
オシムさんは急に片方のチームに一人参加するように指示した
するとゲームは6対5の戦いになるのだが
ミニゲームはそのまま続けられた

終わった後だったか、途中でだったかは覚えていないが
オシムさんは怒りながらこう言った
「何故、少ないチームはもうひとり入ろうとしなかったのか?」

彼が言わんとすることは、明らかに不公平になっている状況を
誰かの指示とはいえ無条件で守っていることは、サッカーをする
人間として正しい判断なのか、ということだ
戦っているチームの人間は、もうひとり入ることを要求したり
自発的に入ったりする、、そういう行動を何故しないのかというのだ
要は選手自身の臨機応変の判断力が必要なのではないのかと、、

日本人は何事も言われたことはするが
言われないことはしない傾向がある
それではダメだ
自分の頭で考えて判断を行う
この癖をつけないと更に上にはいけない(とオシムさんは説いた)

この話、サッカーに限らないような気がしている
自分の頭で考えて判断する
判断は必然的に責任を伴う
多少の苦痛を感じるかもしれないが、それは慣れでクリアできる(多分)

こんなことを思い出したのは、最近の官僚さんの思考停止状態を
見せつけられているから
彼らが自発的な倫理感に基づいて判断をするようになれたなら、、、と思う
(それはそれで新たな問題が生じるかもしれないが)

コメント
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