何種類の色のビブスを同時に用いてミニゲームを行い
選手にはパスの相手を限定するなど、頭をつかう独特の
練習方法が話題になったのが、サッカーのオシム監督
その中で記憶に残っているエピソード(記事)がある
それは5対5くらいの人数でミニゲームをしていた時のこと
オシムさんは急に片方のチームに一人参加するように指示した
するとゲームは6対5の戦いになるのだが
ミニゲームはそのまま続けられた
終わった後だったか、途中でだったかは覚えていないが
オシムさんは怒りながらこう言った
「何故、少ないチームはもうひとり入ろうとしなかったのか?」
彼が言わんとすることは、明らかに不公平になっている状況を
誰かの指示とはいえ無条件で守っていることは、サッカーをする
人間として正しい判断なのか、ということだ
戦っているチームの人間は、もうひとり入ることを要求したり
自発的に入ったりする、、そういう行動を何故しないのかというのだ
要は選手自身の臨機応変の判断力が必要なのではないのかと、、
日本人は何事も言われたことはするが
言われないことはしない傾向がある
それではダメだ
自分の頭で考えて判断を行う
この癖をつけないと更に上にはいけない(とオシムさんは説いた)
この話、サッカーに限らないような気がしている
自分の頭で考えて判断する
判断は必然的に責任を伴う
多少の苦痛を感じるかもしれないが、それは慣れでクリアできる(多分)
こんなことを思い出したのは、最近の官僚さんの思考停止状態を
見せつけられているから
彼らが自発的な倫理感に基づいて判断をするようになれたなら、、、と思う
(それはそれで新たな問題が生じるかもしれないが)