パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

一括りで考えること、別個で考えること

2020年05月19日 12時36分45秒 | 住民投票・市庁舎・リコール・市政

時々、国の問題と市の問題はシンクロしていると思うことがある
最近の出来事では、国の検察庁法改正案と新城市の予算案がそれだ

検察庁法改正案は国家公務員法の改正と一括りにされて(束ね法案というらしい)
法案の良いところ悪いところを含みながら、賛否の議決する手はずになっていた
ところが政権が想像もしなかったツイッターの一気の盛り上がりによって
法案の見送りということになった(昨日から今朝のニュースで明らかになった)

一方、新城市議会では3月の予算決算会議で、令和2年度の予算について
すべての予算をひとまとめにした案(普通はこの方法をとるらしい)ではなく
市民の間に問題意識の多い予算(高速バス事業)については、今回はそれを抜き出して
別個に検討しようとする修正案が一部の議員から提出された

これは国に当てはめると、国家公務員法と検察庁法を区別して個別に検討
しようとする考えに似ている
政府側は分けて考えることのできる法案を、何らかの意図で一括りにした
新城市の一部議員はひとまとめでエイヤッと決めるのは乱暴過ぎるということで
個別に考えようとした

ニュース解説で国の法案の提出意図や経過を知るようになった今
関心のある新城市民は3月の市議会の出来事の意味が
「そういうことだったのかと!」
分かるようになったのではないか

つまりは、分けて考えること、一括して考えることの違いだ
ただ方法論としてどちらが適切か客観的に選択される前に
提案者側は好き勝手に一括してしまうことができる現実がある

この話を同居人に話してみたら、なるほど、、
と理解してもらったが、他の人に伝わったのかは、少し心配

コメント
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