BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

魔法先生ネギま! 造物主=始まりの魔法使いについて

2011-05-22 22:11:35 | UQH/ネギま!
34巻が出たのでちょっと前の巻も読み直していたのだけど、
この先は、やはり造物主=始まりの魔法使い、が誰か、ってことに焦点が当たるのだろうな。

前の巻の描写で行くと、

ナギが、イケメン造物主を倒して、
でも、その魂か何かがゼクトに憑依?して、
造物主としてフェイトを起動した。

で、そのゼクト造物主を多分10年前にナギが突き止めて、また倒した。
ただし、その時からナギの消息が不明である、ということからすれば、
その造物主魂が今度はナギに憑依した、と考えるの妥当なのだろうな。

ただ、ナギ自身は、前回、イケメンからゼクトに憑依するさまを見ていたから、
憑依後のことを考えて、封印ないし凍結の手立てを考えていて、
それをアルに委ねていた。

そのアルが麻帆良学園の世界樹の下にナギを封印した、ということか。

ただ、そうなるとわからないのは、

もしもアルが封印をしたのであれば、何故、そのことをネギには伝えなかったのか。

多分、魔法世界にネギをやることで、ネギの魔法力のアップを期待したかったから、
ということなのかもしれない。

そうすると、ラカンと偽エヴァによる闇の魔法の特訓も理解可能。

また、ナギが造物主として麻帆良学園地下に封印されているというのであれば、
万が一のために、エヴァを麻帆良学園に縛り付ける形でナギが魔法をかけたことも理解できる。

とはいえ、そうなるとわからないのは、エヴァが倒したといっている、
彼女をヴァンパイアにした人物が誰だったのか、ということ。

イケメン造物主よりも更に前だから、イケメン造物主とは異なる人物でないといけない。

それから、やはり気になるのは魔族の存在。
それは、そのまま、ザジやポヨの話にも繋がる。

うーん、だから、実は、物語の向かう先は大分はっきりしてきてはいるのだけど、
その一方で、わからないまま放置されている伏線的疑問も結構残っている。



● 魔族の関わり 特にザジ、ポヨは誰の意志で登場しているのか

● エヴァのヴァンパイア化の目的はなんだったのか

● 魔族がネギの村を襲ったのはどういう経緯からか

● ネカネが明日香似なのは全くの偶然なのか というかネカネとは誰なのか

● フェイトの登場が京都だったのはなぜか

● その後、魔族がネギたちを襲いに麻帆良学園にやってきたのはなぜか。誰の差し金か

● 超鈴音は関わってこないのか 茶々丸の「空飛び猫」はどうやって届いたのか

● 超はどうしてネギの時代にやってきたのか 造物主が誕生する時代にやってきてもよかったのではないか

● パクティオカードやアーティファクトは誰が作ったのか どうやって送られてくるのか

● フェイトらが封印された造物主を復活させようとしているのは何故か

● フェイトらはどうして人間を傷つけるのを禁忌としているのか


などなど。


むしろわからないことが増えてきている感じで、これだけの内容を投げっぱなしのまま、果たしてネギま!は終われるのだろうか、という疑問も生まれてきている。

というか、そもそもネギ君はどうやって魔法世界崩壊を救おうとするのか。
実証実験は済んでいる、というのだから後は規模を大きくして実行するだけなのだろうし。


そうそう、ユエの記憶はいつになったら完全に戻るのか。
彼女の記憶が完全に戻らないのは、何か、物語進行上の意図があるのか。

というか、魔法世界を救う方法まで考えてしまえるネギが、ユエの記憶喪失についてノータッチなのってかえって変じゃない?と前から思っているのだけどね。

34巻を読んで、フェイト襲撃作戦時のユエや、まきえとともに風のアーウエルンクスに対峙するときのユエを見ると、本当に魔法少女になってしまっていて、多分、魔法世界編に入って彼女の変貌が最も著しいように思えて、そこに何らかの意図があるようにしか思えないのだよね。もはや、魔法使いとしては、ユエの方がアーニャよりもはるかに上でしょ、きっと。

裏返すと、何がどうなったら、ユエは記憶を完全復活させるのだろうか? ってこと。

ここまで引っ張ったら何だかわからないうちに、勢いで戻ってました、なんてことにはならないと思うんだよね。

ユエの記憶回復が何らかの意味で魔法世界編の物語の収束に関わるのだと思いたいところ。

考えられるのは、やはり超のことだよね。

超編の時に、ユエは最後までネギに可能性を説いたわけだから、その時の記憶が戻ると魔法世界において不都合なことが起こるのではないか・・・とか。

とにかく、投げっぱなしのまま終わることだけはやめてほしいな。

しかし、魔法世界編はだいたい20巻ぐらいから始まってるから、このままでいくと、15から16巻は費やすパートになるので、どこまで物語全体の真相を明らかにするのか気になるところ。

その一方で確かに15巻も引っ張ったらさすがにそろそろ終わらせないと物語的にはキツイってこともあるよね。

だから、魔法世界編は終わらせるとしても、その後の話を是非とも続けてほしいな。

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