BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

五等分の花嫁 第104話 『最後の祭りが二乃の場合②』 感想

2019-10-02 16:35:57 | 五等分の花嫁
二乃担当回の締めの回。
・・・って担当回とか言っちゃうと、なんかはなから二乃に勝ち目がなさそうに聞こえてしまうけど。

でも、実際感じたのは、「次女の不幸」かな。
常に「二番目」である。
どれだけ直球勝負をしていると本人が思っても。

いや、結局、二乃も、一花同様、日の出祭二日目にフータローとキスをしたことね。
でも、一花の後だと、なんていうか、二番煎じ、って感じが否めない。

もっとも、といいながら、ねぎ先生がイケズなのは、時系列的には、今回の二乃のキスの方が先だ、ということね。

二乃自身が言っているように「恋は攻め」だから。
先制攻撃したほうの勝ちだから。

・・・と二乃は思っているのだけど、しかし、見開きページでキスシーンを描き、五つ子本人の事後の表情もまた見開きで描く、というインパクトは、やっぱり、初回の一花のときのほうが衝撃が大きかったように思えて。

なんだろうね、この、二乃の、攻めれば攻めるほど浮いているように見えてしまうのは。

あと、今回の事後の感じだと、やっぱり、二乃は鐘キスの人ではないよね。
だって、五月の姿でしたキスは、どう考えても彼女の考える「恋は攻め」に則していないから。

というわけで、なんだろう、この、二乃、頑張ってるけど、どうにも「つなぎ回」にしか見えないのは。。。消化試合のような雰囲気は。

もっとも、これだけ二乃はないなぁ、と思わせること自体、盛大なミスディレクションだったら、ねぎ先生、マジで尊敬するけどね!

ともあれ、今回の一件で、もう二乃のフー君ラブはマックスだよね。
だって、彼女にとって最も大事な「家族の愛」を、フータローは実現してしまったのだから。
あの、難攻不落のマルオまで落としてしまったのだから。

家族愛までフー君に満たしてもらったら、二乃、もう、これダメだよねw

なんていうか、両思いとかもう通り越して、愛人でもいいからフー君と一生添い遂げる、とか言っちゃいそうな勢い。
それくらい、二乃の心の深いところに、フータローは届いてしまったように思える。

いやー、マジでジゴロ。

むしろ、二乃についてこの先、気になるのは、学園祭でにわかスクールアイドルになってしまった二乃が、追っかけの煩わしさに嫌気が差したこともあって、「恋は攻め」の信条から、「フータロー・ラブ」を学校で公言してしまうことだろうなぁ。

いや、マジで、それありそうじゃない?
もはや、フー君へのラブは永遠!モードにまでなっているのだから。
フー君が誰を選ぼうと、自分の気持ちは変わらない、というところまで来ているのだから。

このあたりは、微妙に学園祭後の展開が気にかかる。


ところで、今回の二乃の展開の流れで行くと、この後、三玖、四葉、五月、の三人とも、フータローとキスすることになり、しかも、その順番は、一花の前に二乃、というように遡る形で、二乃の前に三玖、三玖の前に四葉、四葉の前に五月、という流れになるのだろうか。

つまり、時系列的には、
五月、四葉、三玖、二乃、一花
の順に、日の出祭2日目にキスをすることになる。

イベントの消化方法が、あまりにも五等分すぎで、若干笑えるくらいなのだがw
一気にタイトルの回収に行きますか!、ねぎ先生w

ともあれ、そうすると、前々回、一花、すげー!と思っていたことが、実は、一花がキスしたの、一番最後だった、ってことにもなりかねなくて。

むしろ、二乃にキスされた後に一花にもキスされたフータローの心情やいかばかり。。。

そして、この問いかけを、あと3回、読者は繰り返すことになる?w

いやー、ホント、どうするんだろうw

でも、このキスに向かう展開が予め用意されていれば、この先、三玖のみならず、四葉や五月との間でキスが起こってもおかしくはない!と思わせるのは上手い。

だって、この流れだったら、多少強引な展開でも、あー、そう来たか!って一本取れれば、それでオッケーになるからw

すでに、竹林襲来の回で、四葉の「二日目のボルテージ」が上がっている描写はされているし、その竹林に対抗して、鈍感食いしん坊キャラの五月にも、なかば強制的に自分の中にあるフータローへの気持ちに気づかせようとする方向にあるから。

あとは、四葉についてはシチュエーション、五月についてはアクシデントさえあれば、日の出祭2日目に、晴れて五つ子全員とのキスイベントが発生するわけで。

これで晴れてフータローは、鐘キスの相手は誰か、のヒントを得たところで三日目の答えにたどり着くことができる。

なんて強引な展開。
でも、このパッチワーク的物語構成だからこそ、可能になり、かつ説得性も増すところが上手い。

すごいなぁー。

とにかく、6年前の京都の「君」だったことがわかった四葉はともかく、いまだ、花より団子キャラの五月に対しても、フータロー争奪戦に登らせるの、さすがに無理じゃない?と思っていたのだけど、ここまで学園祭が、五月に対する強制イベントになるとは思っていなかったw

はたして、五月はどういう過程で、フータローへの恋心に気づくのだろう、いや、発見するのだろう?

もしかして、ニセ零奈がらみで、四葉と一緒のイベントになるのかなぁ。。。

そういう意味では、誰もが、今回の二乃同様、消化試合と思っている次回の三玖の回で、なにが仕掛けられるのだろう?

てか、三玖、四葉、五月、のうち、誰が病院に担ぎ込まれるのだろう?

今回、てっきりマルオに会うために、病院に行くのだとばかり思っていたのだけど、パンケーキの用意があったから、戻ったのはマンションだったんだよね

だとすると、実のところ、フータロー、バイクで帰る必要なかったんじゃね? 
と思ったりもしたのだけど、さすがに無粋ですかね。。。

ともあれ、そうなると、時系列的には、今回の話の後、マンションを出たあたりで、二乃とフータローは連絡を受けて、病院に向かうことになるのかな?

その場合、フータローはバイクをどこにおいてきたのだろう?という、どうでもいい疑問も生じるのだがw


しかし、マルオの黒歴史w
零奈ママ・ファンクラブ会長とはw

下手すると、フータロー父も会員だったのでは?と思ったりして。

でも、あの感じだと、マルオはマルオで、五つ子に対して、零奈ママの姿を重ねていたのだろうね。だから、親バカを通り越した冷たい眼差しをフータローに向けていた。

だって、マルオ、零奈ママとは結婚したわけではなく、独身であるにも関わらず、いきなり五つ子の養父になったわけだから。

むしろ、その暴挙に誰も反対しなかったのか?と思うし。
そうなると、五つ子の実父の問題も避けて通れなくなりそうで。
いやー、それはマジで重たい話になりそう。

しかも、その問題には、マルオだけでなく、フータロー父や下田さんも絡んできて、ちょっとしたドラマになりそうだし。

そうなると、あの、日の出祭1日目に、フータローが道案内していたオジサン?がやはり気になってくる。。。

まぁ、竹林も再登場したからね。
学園祭というオープン性に乗じて、もうひとりや二人、サプライズな人物がやってきそうだな。。。


そうそう、フータロー、意外と人望、上げてきているよね。
放送部の女の子に、マルオの来場を映像でチェックしてもらっていたりして。
いつの間にか、クラスの人気者?頼れる委員長?

いや、地味に、フータローが、ただ学年トップのガリ勉だけでなくなってきたところが面白いな、と。

もっとも、この面倒見の良さは、もともとフータローが備えていたものだったのだけど。

そういう意味では、強制的に彼を委員長にした四葉の功績は大きい。

てか、四葉に対しては、きっとそのことをフータローは感謝するのだろうね。


とにかく、学園祭編、時系列をあれこれパッチワークにしている分、新たなエピソードで、それまでの解釈も微妙に変わってしまうところが面白い。

次回も楽しみだ。


(追記)

よく見たら、マルオと会った場所、やっぱり病院だったのね。
勘違いしてたよ。
つまり、ホットプレートまで持って行っていたということか。

ということで、この後、むしろ、急患よろしく病院に搬入されてきた、三玖、四葉、五月のうちの一人と、フータロー&二乃は、直接会う、ということね。

なるほど。

でも、病院から一花をフータローは送っていったわけだから、バイクはまだ、残っているということだよね。

となると、一花を送った後、フータローはもう一度病院に戻ったってことかね?

そうすると、フータローの二日目の夜は、まだまだ続きそうだな。

一花の後にも、誰かと会ってる可能性も出てきたね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする