ボダイジュ(菩提樹)の花
<シナノキ科・シナノキ属>
寺院の境内などによく植えられている落葉高木。
樹皮は帯紫褐色で浅く裂ける。
葉は互生し、ゆがんだ三角状広卵形で、
裏面には灰白色の細かい毛が密生する。
6月頃、
葉脈から散房状の集散花序を下向きに出し、
淡黄色の香りのよい花を咲かせる。
花序の柄には、へら形の葉状の苞が1個ある。
果実は球形で淡灰褐色の球形の小さな実がなる。
<俳句歳時記>秋
菩提子(ぼだいし)
(菩提の実・菩提樹の実)
菩提子のこぼるるを踏み僧出仕 大畑良子
掌移しに菩提子の羽折れたるを 下村瑰太
菩提子をひらりとむしる寺男 赤尾兜子