ネム(合歓)の花
<マメ科・ネムノキ属>
山地や原野、川岸にはえる。
都会では、公園などに植えてある。
樹皮は灰褐色で褐色の皮芽が目立ち、なめらか。
枝は太く無毛で横に広がる。
葉は互生し大形の偶数羽状複葉。
ふちには短毛があり、粉白色。
夜になると葉を閉じる。
花は初夏、枝先に淡紅色の花糸の花が咲く。
(俳句歳時記)夏
合歓(ねむ)の花
<ねぶのはな・花合歓>
花合歓に夕日旅人はとどまらず 大野 林火
ねぶの花旅の終わりは膝ふるえ 市野記余子
合歓ねむり百姓はみな力ぬく 戸塚時不知
つぎはぎの寺は残りて合歓の花 前田 保子