タケニグサ
<ケシ科・タケニグサ属>
山野の荒れ地や都会の空き地にも多い多年草。
和名は
竹と煮ると竹が柔らかくなるからという。
また、
茎が中空で竹に似ているからとも。
茎を折ると黄赤色の汁腋を出す。
高さは1~2メートル、茎や葉の裏は粉白色。
葉は互生して大きく切れ込む。
大形の円錐花序に小さな花を多数つける。有毒植物。
<俳句歳時記>夏
竹煮草(たけにぐさ)
竹煮草様は雲の湧くごとし 角川 源義
竹煮草法界いつも灯の彼方 土橋石楠花
竹煮草ほろほろ山がひくくなる 城座 郁子
竹煮草白髪けぶるははが見え 嵯峨 柚子