ニワトコの花芽
<スイカズラ科・ニワトコ属>
別名(セッコツボク)
各地の山野にはえる落葉低木。
若い枝は淡緑色~淡褐色で、
古い枝は樹皮が縦に裂けて落ち、灰褐色になる。
枝や幹の焼いたものは骨折、打ち身などの薬になるので、
接骨木(せっこつぼく)とも言う。
春、若葉と一緒に本年枝の先に円錐花序をだして、
淡黄白色の小さな花を多数つける。
若葉は山菜として食すが、
青酸配糖体(サンブニグリン・コリンなど)を含むので要注意。
夏に赤い実が熟す。
<俳句歳時記>春
接骨木(にわとこのはな)
<接骨木(にわとこ)の芽>
接骨木の花よ故郷はつとに過ぎ 長島 武治
法医学者にわとこの花を見て興ず 成瀬 桃桜子
接骨木の花にはじまる旧街道 長谷川 せつ子
ひそやかに老ゆ接骨木の花や葉や 向笠 和子