ガガイモ(蘿藦)の実
<ガガイモ科ガガイモ属>
里山の冬の林の中に、初めてガガイモの割れた実の中から
種子をつけて白い綿毛がふんわり飛ぶ姿を見た時は、
感動ものだった。
この時期に出会うのはなかなか大変な状況にいる私なのだが、
電車で行ける範囲のK公園まで久しぶりに出かけた。
思った通り、花は無かったが立派な温室ができていた。
ガガイモの実。
河原や山野の草地に生える多年生のつる性植物。
蔓はあまり上には伸びず、屈んで見れることから
カガミイモと言うとか、書いてあったが、
高いところまで蔓を伸ばしているのは何度も見たことがある。
葉は長いハート形で、長さ5~10センチ。
葉のつけ根から枝を出して小さな星形の花を十数個つける。
十月に花を咲かせていて、すごく楽しみにしていた。
青い実もたくさんなっていて、
今年は割れて中から綿毛が飛ぶ姿が見られると、
楽しみにしていたものが、一昨日のお散歩ですっかり
刈り取られていたので、がっかりしたばかりだった。
花色は淡紅紫色~白色で直径1センチほど。
花弁の内側には細かい毛が密生して白っぽく見える。
K植物園の紅葉が見られるかとも思ったが、
今年はまだまだ、緑色のモミジでした。
果実は裂けると多数の種子が出る。
種子には絹糸のような細長い毛が生え、風に乗り飛んで行く。
実は丸木舟のような形になり、折りたたまれた白い絹のような
綿毛が種子をつけて風に乗って飛んで行く。
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