れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ナンバンギセル(南蛮煙管)・我が家のイモちゃんズの羽化シーン・日記・俳句鑑賞

2023-08-30 07:17:01 | 野の花日記と昆虫と俳句鑑賞

ナンバンギセル(南蛮煙管)
 <ハマウツボ科ナンバンギセル属>
長い柄の先に俯いた様に咲く花の独特な姿を煙管(キセル)に
見立てたのが花の名の由来。
古くは「おもいぐさ(思草)」の名でよばれた。
(ここは矢羽根芒(ヤバネススキ)の下に毎年生えるが、
今年はどうしたことか、こんなに暑い日が続いているのに、異常に花をつけている)


ミョウガや芒の根元に寄り添うように生える寄生植物で、
植物の根から栄養分を吸収している。


葉緑素が無く、全体的に赤紫色で、葉も鱗片状に退化していて、
高さ15~20センチの花茎(はなぐき)が茎のように見える。


我が家のナミアゲハイモちゃんズの一匹の蛹から羽化まで。

身体の色が変わってきていた。
お腹の当たりが黒くなってきていた。
初めにお尻をぶるんとふったので「これから始まるぞ!」と思った。



すぐにお腹が割れて、あつという間に頭が出てきた


が出てきた。


身体全体が蛹の殻から抜けた。一瞬だった!


体勢を元に戻した


翅が伸びてきた。
体液が飛び散って翅は濡れているようで窮屈そうなので、


籠から出してカーテンに留める。
翅を十分に伸ばせるように乾かしてやる。。


やがて、翅を広げると立派なナミアゲハ♂になった。


いつものように、カラスウリの生えている門扉に置いてやる。
元気に飛んで行った!

※雌雄の区別は、腹部先端の形からわかるが、
翅を開いた時、雄(♂)は全体に黒で、
雌(♀)は後翅に赤色と青色がある。

<日記>
今度こそ、羽化の瞬間を見てやろうと思っていた。
あっ”という間の出来事でした。
蛹の色が緑から褐色(胸は黒色に・)に変わってきたら、
要注意して観察しようと思っていた。
前回は失敗して、
気が付くと羽化が終わっていました。
今回は動画がよかったのかもしれないが・・
いまいち張り付け方が解らないので、
ワンカットずつのシーンになりました。
蛹が、ぶるっ!と武者震いしたと思ったら、
羽化が始まりました。

もう、あっという間に殻から出てきます。
誕生の見事さ”を見せてもらった感じでした。
やはり、育てるのも楽しいが、この羽化のシーンは

ご褒美のようなものだから、命の誕生”を見ましょう!
そして、元気にはばたたせて送りたいものです。


画像は、はっか(薄荷)の花


        《俳句鑑賞は夏の季語蝸牛(かたつむり)》
                 でで虫・でんでん虫とも使う。
            

          かたつむりのかたるしすはしかしかんたん   山本 敏倖



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1 コメント

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Unknown (yyinsectbird52127)
2023-08-30 22:43:58
れんげさん、アゲハの羽化のシーンは初めて。
サナギがプルンと腰をふる。
見ている人でなければ出来ない表現ですね~。✨
セミと違ってあっという間なんですね。
幼虫育てのご褒美、と言うのもすてきな表し方。

感動をいだだきました。ありがとうございます。
今日は本当に楽しかったです。
ブログ私はどうしようか、書きたいこともあるし~と考えています。

ヘムレンの次のブログ、おもしろいですよ。見てみてくださいね。🎵

やぐちゆみこ
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