アオキ(青木)の実
<ミズキ科・アオキ属>
山地の林下にはえる常緑低木。
葉は対生する長楕円形で先はとがる。
質は厚く、表面に光沢がある。
葉の汁には解熱効果があり、
押し葉にすると黒くなる。
3~4月、
茎の先に円錐花序の紫褐色、
時に緑色の小さな花を多数つける。
花弁は4個で、雌雄異株。
↓雄花
果実は
楕円形で秋に赤く熟す。
いつもなら・とっくに赤い実になっているはずだが、
今年はまだまだ青い実のほうが多く見られた。
<俳句歳時記>冬
青木の実(あおきのみ)
青木の実寡黙なるとき吾が血濃し 岡本 瞳
日当たれば日当たるいろの青木の実 藤田美代子
死の近しか青木の実は赤ききわみ 海藤 抱壷
老人病棟ガラスほほえむ青木の実 大貫つるじ
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