キリ(桐)の実
<ノウゼンカツラ科キリ属>
花は端境期なのか、野の花は余り見つからない。
緑が濃く心地よい風の中でまだ青い桐の実がなっていた。
昔はお嫁に行く時の桐のタンスにするのに、(私も古いなぁ~)
庭によく植えてあったものだが、今はほとんど見ることが無い。
落葉高木。幹は成長が早く、樹皮は灰白色で皮目が多い。
蒴果は長さ約3センチの先の尖つた卵形で、熟すと2つに割れ、
翼のある小さな種子を多数出す。
葉は対生し、長さ10~20センチの広卵形で、
両面に粘り気のある毛が密生する。
花は5月、枝先に大きな円錐花序を直立し、
長さ5~6センチの紫色の花を多数つける。
花冠は筒状鐘形で、先は唇状に避ける。
俳句は季語桐の実(秋の季語)で桐の花は(夏の季語)
桐の実鳴り暮れれば見える風の道 堀 杏子
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