わざわざ3時間かけて岐阜県多治見市までやってきました。
岐阜県現代陶芸美術館『超絶技巧! 明治工芸の粋』(~12月6日まで)を観るために。
岐阜県現代陶芸美術館展覧会情報01(超絶技巧! 明治工芸の粋)
11月7日放送の『美の巨人たち』「正阿弥勝義「古瓦鳩香炉」」の回を観たのがきっかけ。
テレビ東京『美の巨人たち』:正阿弥勝義「古瓦鳩香炉」
七宝、金工、漆工、薩摩、刀装具、自在、木彫・牙彫、印籠、刺繍絵画のカテゴリーで展示されています。
いずれも人間ワザとは思えない微細な絵や彫刻を施した作品ばかり。
163点のうち、18点ほど特に面白いものがありましたが、
なかでも安藤緑山の『蕪、パセリ』が秀逸。
象牙の彫り物で彩色されており、本物の中に入れたらわからないのではないかという出来映え。
でも蕪とかパセリとかの安い野菜を高価な象牙で彫るというところが可笑しい。
なお、安藤緑山の作品は以前テレビで放送されていました。
テレビ東京『美の巨人たち』:安藤緑山「竹の子と梅」
NHK『日曜美術館』:明治の工芸 知られざる超絶技巧
この「竹の子と梅」も会場で観ることができました。
約37cmのかなり大きな作品で、こちらも素晴らしい出来。
筍の皮の筋やふちのギザギザまでリアルに再現されています。
こんなのがたくさん展示されており、3時間かけて来た甲斐がありました。満足。
来週の東京出張前にちょっと遠出。
岐阜県現代陶芸美術館『超絶技巧!明治工芸の粋』を観るのが目的です。
自宅からは2時間半。高速で往復すると結構な金額になるので、今回はずっと一般道で。
四日市前では渋滞するし、名古屋市内ではやたらと信号に止められるし、
ラスト2kmでもまた渋滞。トイレを我慢するのに苦労しました(笑)。
ようやくたどり着いた 岐阜県多治見市東町4-2-5 にある
セラミックパークMINO。
で、駐車場を降りてまずはトイレ! と思ったら、
入り口近くのトイレは清掃中で入れず。
セラミックパークMINOの建物へは長い通路を歩かないと
たどり着かない! なんで建物の目の前に駐車場を作らない!?
とにかく小走りで通路を抜け、トイレに駆け込み、なんとかセーフ(笑)。
ビロウな話はさておき、まずは『レストラン・クレイ』。
公式サイト:レストラン クレイ
店内はこんな感じ。
ランチは1,800円、2,800円、3,800円の3種類。
真ん中のBコースをチョイス。
そうしたら、ナイフやフォークがずらずらっと並びました。
前菜はチキンのガランティーヌ。
ウィキペディアでは「ガランティーヌ(Galantine)は、主に鶏肉や魚肉等の骨を除いて
詰め物をしたものを低温で茹でてアスピックで覆い、冷たくして提供するフランス料理」
とありますが、ハムみたいな感じ。味があっさりしているのでマスタードでちょうどいい感じ。
パン。熱くもなく、冷たくもなく。
スープはジャガイモのポタージュ。
スープは普通ですが、器がユニーク!
湯のみ茶碗(たぶん)がフレンチのスープカップに。
ちょっと意表を突かれました。
メインディッシュの1つめは舌平目のカルディナール。
どんな料理かと思ったら、魚肉を練り物にして蒸し上げたもののよう。
ソースはビスク。黒いのは古代米とのこと。
なかなか面白い一皿でした。
メインディッシュの2皿目は牛フィレ肉の彩りパン粉焼き。赤ワインソース。
付け合わせは上左からマッシュポテト、にんじん、カリフラワーの天ぷら。
牛フィレ肉にはレバーペーストが乗っているのではないかという感じで
ちょっと生臭さを感じました。それが特長なのかもしれませんが、ワタシ的にはNG。
デザートとコーヒー。
デザートはオレンジのなんとかとアイスクリーム。
オレンジの方は見た目よりも硬く、酸味が効いていました。
アイスクリームは見た目より柔らかかったです。
コーヒーは取っ手がちょっと変わったデザイン。
味はワタシの馬鹿舌では違いがわかりません(笑)。
こんな感じのコースでしたが、それなりに楽しませていただきました。
ただ、強いて言えば、ワタシのように県外からの客も多いであろうことを考えると、
岐阜特産の鮎とかの地元の淡水魚の料理にしてはどうかと思いました。