シリーズ・学校教育目標を考える授業② 「がんばる子」 【マインドマップ活用授業】

学校教育目標を考える授業の第2回目は「がんばる子」とは何かというテーマでした。

第1回目「考える子」の授業で、どんなふうに考えていったら良いかをいうことを全員討論で体験した4年生井上学級ですから、同じような学習をしても成長がないので、2回目の授業はレベルをワンステップ上げ、個人思考の10分間を入れました。

【授業展開】
(1)課題把握
・「がんばる子」とは何かということを考える授業を行うことを意識する。
・始めに個人で思考し、その後、全員で意見交流をすることを知る。

(2)個人思考
・10分間で「がんばる子」に関するメモマインドマップをかきながら、自分の考えを整理する。

(3)全体交流
・考えたことを発表し、学級マインドマップを作成していく。

(4)ふりかえり
・この学習で感じたことをふりかえり、短文で書く。


【学級マインドマップ(参照画像)の解説】
〈苦手ブランチ〉
がんばる子とは、苦手なことを克服していける子のことで、たとえばテストの問題をくりかえし学習し、100点を目指す。100点を取れば、もっとがんばる気持ちがおきるし、苦手が得意にかわっていくこともある。

(努力ブランチ)
あきらめずに努力し続けることが大事だ。そうすれば実力もつくし、天才になれる。

(算数ブランチ)
算数でがんばることは、かけ算、わり算、たし算など、よくたしかめて問題をやるべきであり、計算を早くできるようにがんばりたい。

(勉強ブランチ)
理科は植物や虫など、生き物を育てながら観察をすることをがんばる。
社会は歴史や時代をいろいろと知ることでをがんばる。
国語では漢字をたくさん書いて覚えることや音読、作文、読書をがんばる。
勉強はむずかしいこともあるけどがんばる。

(読書ブランチ)
読書をいっぱいがんばれば、学芸会でもよい演技をすることができる。

(守るブランチ)
チャイムの合図を守ることをがんばる。
学校のきまりやマナーを守る。
電車やバスで席をゆずったりする。

(生活ブランチ)
生活リズムを正しくしていく。
社会人になった時にそれが役に立つ。

(勉強力のブランチ)
勉強をがんばることで「調べる力」「読解力」「記憶力」「質問力」などがつき、理解力が深まる。


まだまだ意見は出る状況でしたが、残念ながら時間切れ。それにしてもマインドマップで考えてもらうと、その後の討論は100%「意見が止まらない状態」になります。


【学習のふりかえり】
「やってみるとおもしろかった。これからもっとマインドマップをかきたい。」

「おもしろい。マインドマップ楽しい。」

「自分ががんばる事がまとめられて良かった。そしてりっぱな社会人になるために、今日のマインドマップにかいてあった事をがんばる。」

「『がんばる子』をマインドマップにすることで、『がんばる子』についてよくわかった。マインドマップっていいものだなぁと思った。」

「いっぱい考えたから、ひょうげんするのが楽しかった。」

「今日やってみて、10分ぐらいでこんなに意見が出てすごいと思いました。」

「楽しかったです。やっているうちに楽しくなってきて、これからもMMをいっぱいかきたいな!」

「みんなで話し合いをして、どんどん頭がよくなって楽しい。」

「やったら頭が良くなりそう。だからいっぱいやって身につける。」

「楽しかった。マインドマップ!!サイコー」

「これからは苦手なことでもがんばるようにしたいです。」
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