急成長の辰巳っ子

体育館が使えなかったので、2週間ぶりの土日練習になった辰巳ジャンプでした。

それにしても、2週間あいたブランクをまったく感じさせない子どもたちの伸び方はなんなのでしょうか? 練習もしていないのに技術が向上している。不思議な2日間を送った監督です。

とくに目立ったのがこの点です。

【サーブ】
①Mイ・・・変化球と前後のゆさぶりができていた。
②Hナ・・・低い球筋のサーブを打てるようになった。
③Hカ・・・つま先をコースに向ける意識をさせた瞬間からサーブが強くなった。
④Sカ・・・力加減を調整しながら、安定したサーブを打てるようになった。
⑤Nツ・・・体の回転を利用して打てるようになった。
⑥Aヤ・・・腕の位置を上げて打つことに向かい始めた。
⑦T君・・・フローターのコツをつかんだ。
⑧A君・・・ミスをしないでサーブを打てるようになった。

【アンダー】
①Aヤ・・・これまで見たことないくらいにコントロールされたアンダーパスを送ることができた。
②レギュラー全員が「運ぶアンダーパス」を身に付けた。

【スパイク】
①Mイ・・・急に打点が高くなり、今までにない強いスパイクを打てるようになった。
②Sカ・・・助走もしっかりでき、スパイクを打てるようになった。
③Hナ・・・2週間前には助走ができなかったのに、この2日間でできるようになった。

【意識】
5月の大会だけでなく、1年後の新チームに向けての見通しも持てるようになった。みんなのバレーボールに対する意欲が高まった2日間になった。



スポーツは上がったり下がったりしながら本当の実力がついていくものなので、この土日が良かったからといって安心はできないのですが、実は「指導者としての試み」がバッチリはまった2日間でもあったので、新しい確信を深めている井上なのです。ひとつ見えてきたものがあるのですよ!

辰巳ジャンプ・チーム保護者の皆さんは、これから2ヶ月間の子どもたちの成長を楽しみにしていてくださいね!
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こんな教務主任ですm(_ _)m

4月。学年が変わることに伴って、職員室の席も窓の近くに変わりました。

現任校に赴任してこれまでの3年間、高学年ばかり担任していたので、ずっと同じ席だったのですが、この4月から窓際の気分良い席になりました。朝は朝日が差し込み、気分も上々です。

さらに良い気分になれるようにするために、窓際を花で埋め尽くしてみました。(写真参照)

小学校という職場ははっきり言うと女性の職場です。我が校も教員19名のうち14名は女性です。女性と言えば「美」ですよね(間違っていないですよね。)。

「美」といえば花だと思ったのです。殺風景な職員室からは殺風景な発想しか生まれないのではないでしょうか。美しいものを目にしながら、明日の授業のアイデアを考えることって大事なのではないでしょうか。「潤い」ってものですね。

ということで「窓際花園化作戦」に出たわけです。

井上はこういう教務主任です。
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3Dを禁じる!!!

イノッチ車を運転しながらラジオを聴いていて情報が入ってきました。そんな時、すぐに車を停めて、携帯メールを送って自分のPCに記憶をさせるということをする井上です。

今回、私のアンテナにかかったのが「3Dを禁じる」ということです。3Dとは、「だって」「どうせ」「でも」という3つの枕詞です。ラジオを聴いていて、ウンウン!まったくその通り!!!と車の中でひとり盛り上がってしまいました。

番組の内容は、「めんどくさい女性」の特徴として「3D=だって、どうせ、でも」を話題にしていましたが、これは女性に限らず人間全員に通じると思いました。

この言葉を一番言うのは誰でしょうか?
それはですね! 子どもたちですよ!
よ~く観察してみて下さい。必ず言いますよ。

3つのDのうち、小学校の担任としては絶対に言わせてはならないのが「どうせ」です。この「どうせ」という言葉は、自尊感情が最低に下がっているバロメーターと考えて良いのではないでしょうか。

「どうせやってもできないよ。」
「どうせ怒られるに決まっているよ。」
「どうせ自分はダメなんだ。」
「どうせ自分は嫌われているんだ。」
「どうせこのクラスはまとまらないよ。」

考え出せば、いくらでも出てくるこの子どもからの言葉。担任は敏感に反応し、全力を挙げて励まさなくてはなりません。そして、気をつけなくてはならないのは、この「どうせ」という感情を万が一でも教師という仕事をしている人間が思ってはいけないということです。

「人間だからそういうことを思うのも仕方ないよ。」という先輩もいましたが、これだけは絶対にダメですっ!!! 教師は「どうぜ」という言葉をこの世から消去しましょう!


しかし、いったいいつの時代に「どうせ」なんていう自尊感情を一気に下げる言葉が生まれたんだろう???
日本人全員が協力して、「どうせ」を言語界から消したいなぁ!
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井上効果・・・・・らしい

高学年ばかりやっていた私が中学年となり、新しいクラスを担任して1週間が過ぎました。

前学年の時にちょっと乱れてしまった子どもたちを受け持っているのですが、今回は「3分間で何とかする」という、他人が聞いたら訳の分からない目標を掲げて、再生に向けてスタートしましたが、本当に3分間で学級再生してしまったのを周りの先生や子どもたちが見ていて、けっこう大きな衝撃を受けているみたいなのです(笑)


私の耳に入ってくる、「ニュー井上チーム」の子どもたちに対する評価を紹介します。

「○○ちゃんがあんなに楽しそうな笑顔を見せてくれるなんて、涙が出そうになりました。」

「井上学級の子どもたちがいっぺんに変わってしまったのをうちのクラスの子たちが敏感に感じていて、負けられない!と焦っているみたいなんです。」

「3年生が“井上先生のクラスには負けない!”と頑張っています。」

あれ? うちのクラス、勝負を挑まれているのかな?(笑)

「とにかく“笑顔”が輝いている。毎日楽しそうにしている。仕事も一生懸命やってくれます。」

「あの子たちが別人のようになってしまった。井上先生、いったいどんなマジックを使ったんですか?」

どんなことをしたらクラスが良い方向に激変するかという「方法」を皆さん知りたがるのですが、方法なんて何もありません。私は「統率者」として「存在」しているだけなんです。意識していることはけっこう簡単なことです。

「本気で子どもたちを大好きになる」

これだけです。ここに本気になれるかどうか、自分の潜在意識(=無意識・生命状態・オーラ・気とも言えるかな)を担任発表までに全力で整えておいただけです。そして自分の中で、「今回は3分間あれば何とかなる」と腑に落ちたので、そう言い続けました。


ひとつのクラスが成長を始めると、相乗効果で周りのクラスも伸びることを今回は強く感じさせてもらいました。校舎の3階が中学年なのですが、3階の空気が変わったという手応えをみんなが感じています。今、3階には何とも言えない「やる気」に満ち満ちているのです。


中学年の先生たちには、「最強の中学年担任軍団を作ろう」と呼びかけています。授業研究も行事への取り組みも、新しいことをどんどん提案して、「AHA!体験」を呼び起こし、先生たちを元気にしています。


どうやら井上効果は自分の学級だけにおさまらなくなってきたみたいです。
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